【高校受験2018】埼玉県公立高入試<数学>講評…取り組みやすい問題増、差がつきやすい

 平成30年3月1日(木)、平成30年度(2018年度)埼玉県公立高等学校入学者選抜が実施された。リセマムでは、スクール21の協力を得て、学力検査「数学」の講評を速報する。

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2018年度埼玉県公立高校<数学>講評
2018年度埼玉県公立高校<数学>講評 全 1 枚 拡大写真
 平成30年3月1日(木)、平成30年度(2018年度)埼玉県公立高等学校入学者選抜が実施された。全日制の入学許可予定者数38,320人に対し44,503人が志願し、志願確定倍率は1.16倍だった。リセマムでは、スクール21の協力を得て、学力検査「数学」の講評を速報する。このほかの教科(全5教科)についても同様に掲載する。

◆<数学>講評(スクール21 提供)

 大問構成は昨年同様でした。

 極端な難問は減少し、特に大問1で取り組みやすい問題が増えました。結果として差がつきやすくなったと思われます。

大問1 小問集合
 昨年より配点が2点増えました。難問がなくなりましたが、(9)の等式の性質についての問題、(10)の度数分布表における平均値の問題のように、基本的な知識を正確に覚えていなければならない問題もありました。

大問2 小問集合
 (2)は正八面体の断面をとらえて、四角錐2つとして考える問題でした。(3)の作図は、点Aを折り返す先を特定するのに苦労した受検生が多かったと思われます。(4)補助線を引いて、相似な三角形を見つけられるかどうかがポイントでした。

大問3 規則性(学校選択問題と同一)
 (1)は具体的に書き出せば求めることが出来ました。(2)はタイルの枚数の差が一定ではないことに戸惑った受検生もいたと思います。難問でしたが、n番目の白と黒のタイルの枚数の差がn枚であったことに気が付けば、解ける問題でした。

大問4 座標幾何(学校選択問題と同一)
 (2)は線分の長さの比をx座標の比に置き換えるのがポイントでした。(3)については、どの点の座標も求められ、大きい三角形から小さい三角形を引くことで、四角形の面積を計算できましたが、非常に手のかかる問題だったので、解ききるのは大変だったかもしれません。
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 このレポートは平成30年3月1日(木)に速報としてスクール21により作成されたもの。

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 スクール21は、平成30年3月17日(土)から4月8日(日)までの期間、スクール21入試情報情報センター主催の「春の入試情報イベント2018」を開催する。おもに新中学3年生とその保護者が対象の「高校入試報告会」と、浦高・一女・大宮進学を希望する新中学3年生とその保護者が対象の「県立御三家入試報告会」を実施予定。申込方法や開催場所などの詳細は、スクール21のWebサイトで確認できる。

協力:スクール21

《編集部》

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