博士号取得者、高校教員全教科へ出願OK…和歌山・教員採用試験
和歌山県教育員会は、平成31年度(2019年度)公立学校教員採用候補者選考検査の博士号取得者特別選考において高等学校すべての教科を対象とすることを公表した。教員免許がない者でも、一定の条件を満たせば志願する教科に関連する博士号取得者が出願できる。
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和歌山県教育委員会は公立学校教員採用候補者選考検査において、平成28年度に「博士号取得者特別選考」を新設。これまでは、高等学校の数学、理科、農業または工業に限られていたが、平成31年度公立学校教員採用候補者選考検査では高等学校の募集を行うすべての教科が対象となる。
博士号取得者特別選考は、高等学校(募集を行う教科に限る)の志願者で教員に必要な熱意と識見を持ち、高度の専門的な知識または技能を高等学校における教育に生かす意欲がある者が対象。教員免許状を持っていなくても出願できるが、教員免許状を持っていない場合は特別免許状の授与条件を満たしている必要がある。
博士号取得者特別選考では、第1次検査の「一般教養」「校種・教科専門」、第2次検査の「教職専門」が免除される。平成31年度公立学校教員採用候補者選考検査の第1次検査は、平成30年6月30日と7月1日に面接検査、7月22日に作文(自己PRを含む)を実施。第2次検査は、8月18日~22日に適性検査・論文、実技、面接検査(自己アピールを含む)が行われる。
ほかにも、静岡県では「高等学校スペシャリスト選考」において高等学校の理科(物理・化学・生物・地学)志願者、長野県では「特別選考」において中学校(数学・理科)志願者を対象に博士号取得者を対象とした選考を実施している。
なお、出願にあたっては各教育委員会が発表した実施要項を確認すること。
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