情報処理学会、大学入試の「情報」科目導入に賛同
情報処理学会は2018年6月11日、大学入学共通テストに「情報I」の試験を入れるという政府の方針に賛同すると発表した。人工知能などによって激変する情報社会では、高校教科「情報」の内容を活用できることが重要だとしている。
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内閣官房日本経済再生本部の未来投資会議では、高校の新学習指導要領で必履修化される「情報I」を大学入学共通テストに導入することを検討しており、大学入学共通テストの科目に「情報I」を入れる方針が示された。
高校の次期学習指導要領では、情報科の科目を再編し、すべての生徒が履修する「情報I」を新設する。情報Iでは、プログラミングやネットワーク(情報セキュリティを含む)、データベース(データ活用)の基礎的な内容を学ぶ。
情報処理学会は、これまで16年にわたって情報に関する科目を大学入試に含めるよう主張してきた。大学入学共通テストに「情報I」の試験を入れるという政府の方針に「強く賛同する」と表明した。
現代の社会活動は、インターネットなどの情報技術を基盤として活用している。特に大学進学者は人工知能などによって激変する情報社会に主体的に参画し、発展に寄与することが求められていることから、高校教科「情報」の内容を活用できる力を持っていることが必要最低限の条件であるという。大学入学共通テストでは、高校教科「情報」に関する試験が必須とされるべきだと情報処理学会は主張している。
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