最大1,080万円、四国電が愛媛大医学生に奨学金

 四国電力は2018年8月2日、南予医療振興財団の設立について発表した。愛媛大学医学部医学科生への奨学金貸与事象を開始する。

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 四国電力は2018年8月2日、南予医療振興財団の設立について発表した。愛媛県の八西地区(八幡浜市および伊方町)を中心とした南予地域の医療を担う医師を確保し、同地域の医療の充実および万一の原子力災害に備えた医療体制の整備を図る。

 2018年11月が設立時期の目処。設立に伴い、愛媛大学医学部医学科生への奨学金貸与事業を開始する。

 貸与期間は原則6年間とする。貸与金額は、月15万円×12か月の場合、最大1,080万円。貸与人数は毎年2名とし、2019年度(平成31年度)から8年間募集する予定。南予地域などの指定医療機関に7年間勤務すれば返済は免除される。なお、最後の2年間は市立八幡浜総合病院を中心に勤務する。

 四国電力は、愛媛県西宇和郡伊方町九町に「伊方(いかた)発電所(伊方原発)」を有する。主要設備は原子炉建屋、タービン建屋、中央制御室、燃料取扱棟、原子炉補助建屋など。このほか、四国電力は本川発電所(水力)、松山太陽光発電所(太陽光発電)、三崎ウインドパークの風力発電所、阿南発電所などの火力発電所を持つ。

《佐藤亜希》

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