H30年大卒、就職率77.1%…8年連続上昇
卒業者に占める就職者の割合は、平成30年(2018年)3月に77.1%と平成22年以降8年連続で上昇していることが、文部科学省が平成30年8月2日に発表した平成30年度学校基本調査速報より明らかになった。
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「学校基本調査」は、学校教育行政に必要な学校に関する基本的事項を明らかにすることを目的として、昭和23年度より文部科学省が毎年実施している。今回公表されたのは、平成30年5月1日現在について取りまとめた速報値。平成30年12月の報告書刊行後に更新予定。
大学(学部)卒業者について、卒業者に占める就職者の割合は、平成21年3月の68.4%から平成22年3月の60.8%と急激に低下したが、その後8年連続で増加し、平成30年3月に77.1%となった。このうち、正規の社員等は74.1%を占める。
一方、「進学も就職もしていない者」の割合は、平成21年3月の12.1%から平成22年3月の16.1%と急激に増加したが、その後8年連続で減少し、平成30年3月に7.0%となった。また、「一時的な仕事に就いた者」の割合も減少傾向にあり、平成30年3月は1.5%だった。
卒業者の進路状況を分野別にみると、進学者の割合が高いのは、「理学」42.8%、「工学」36.8%、「農学」24.8%。正規の職員等の割合が高いのは、「家政」86.7%、「社会科学」85.0%、「人文科学」78.3%、「教育」70.6%だった。
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