【大学入試改革】英語資格・検定試験一覧、9月にWebサイト掲載予定【英語4技能】

 文部科学省は2018年8月28日、「大学入学共通テストの枠組みで実施する民間の英語資格・検定試験について」を公表した。大学入学共通テストで活用される英語民間試験の一覧を「英語4技能試験情報サイト」に9月中をめどに掲載する予定だという。

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 文部科学省は2018年8月28日、「大学入学共通テストの枠組みで実施する民間の英語資格・検定試験について」を公表した。大学入学共通テストで活用される英語民間試験の一覧を「英語4技能試験情報サイト」に9月中をめどに掲載する予定だという。

 2017年7月、文部科学省は「大学入学共通テスト実施方針」を策定した。現在は大学入試センターと連携しながら、2020年度(平成32年度)からの大学入学共通テスト導入に向けた取組みを進めている。英語4技能評価については、各方面からさまざまな指摘や意見が寄せられていることから、現在の進捗状況をまとめた「大学入学共通テストの枠組みで実施する民間の英語資格・検定試験について」を公表した。

 大学入学共通テストで活用される英語の民間資格・検定試験は、「大学入試英語成績提供システム運営要項」および「大学入試英語成績提供システム参加要件」を定め、参加申込を受け付けた。その結果、申込みのあった資格・検定試験のうち7実施主体・23の資格・検定試験(一部条件付きを含む)について参加要件を満たしていることが確認された。

 現在、大学入試センターは、成績提供システムの検討・準備状況を高校や大学に対して通知できるよう準備を進めており、可能な限り速やかに発出する予定だという。また、英語資格・検定試験それぞれの目的・特長、大学に提供される成績情報などを比較できるような形式で一覧として取りまとめ、「英語4技能 資格・検定試験懇談会」が運営するWebサイト「英語4技能試験情報サイト」に9月中を目途に掲載する予定だとしている。

 「大学入学共通テストの枠組みで実施する民間の英語資格・検定試験について」ではこのほか、「高等学校学習指導要領との整合性」や「受験機会の公平性担保、受験生の経済的負担軽減等の具体的方法」「資格・検定試験の成績とCEFRとの対照表の確認」「実施および採点の信頼性等」などについて進捗状況を公表している。

《外岡紘代》

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