デジタルアーツ、Webセキュリティ製品2種を1ライセンス価格で提供

 デジタルアーツは2018年9月13日、危険度が高いWebサイトへのアクセスを抑止して端末のセキュリティを高める製品「i-FILTERブラウザー&クラウド」において、10月中旬にリリース予定の新バージョンからライセンス体系を見直すと発表した。

教育ICT 先生
デジタルアーツ「i-FILTERブラウザー&クラウド」
デジタルアーツ「i-FILTERブラウザー&クラウド」 全 3 枚 拡大写真
 デジタルアーツは2018年9月13日、危険度が高いWebサイトへのアクセスを抑止して端末のセキュリティを高める製品「i-FILTERブラウザー&クラウド」において、10月中旬にリリース予定の新バージョンからライセンス体系を見直すと発表した。課金対象をアプリからデバイスに変更し、2ラインアップを1ライセンス価格で提供する。

 i-FILTER(アイフィルター)ブラウザー&クラウドは、サーバー不要のセキュリティ対策ソフト。iOSとAndroid、Windows端末に対応している。「生徒が授業で使うタブレット端末を私的利用しないか心配」「生徒が有害情報にアクセスしないか心配」といった学校向けに、アプリによらず学習以外の抜け道となる通信を遮断する「MultiAgent」と、Web学習をセキュアで便利に利用できる「SecureBrowser」の2種類のラインアップを提供している。

 これまでのライセンス体系では、ラインアップの併用には2ライセンス分の料金が必要だった。10月中旬にリリース予定の新バージョン(Ver.4.91R01)からライセンス体系を変更し、1ライセンス分の料金で「MultiAgent」と「SecureBrowser」が併用できる。「MultiAgent」と「SecureBrowser」を1台の端末で併用すると、端末全体のWebセキュリティ対策と機密データ、認証データが制御・管理でき、情報漏洩対策が強固になるだけでなく、Web利用の抜け道対策が万全となる。

 特に学校現場では、「MultiAgent」と「SecureBrowser」の双方を活用し、それぞれのセキュリティポリシーを分けることで快適に学習を進められる。「MultiAgent」ではSafariが動作保証のWeb教材を使用するとともに、アプリ内ブラウザーのWeb通信をフィルタリングできるため、管理者が把握しにくい通信の抜け道対策に有効。また、一括配布されたコンテンツを活用する調べもの学習の際には「SecureBrowser」の利用が適しているという。

《工藤めぐみ》

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