【高校受験2019】兵庫県公立高入試、外国人特別枠選抜実施校を5校に拡充

 兵庫県教育委員会は2018年10月4日、2019年度兵庫県公立高等学校入学者選抜の外国人生徒にかかる特別枠選抜について、実施校を従来の3校から5校に拡充した。実施校は、神戸甲北・芦屋・伊丹北・加古川南・香寺。

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 兵庫県教育委員会は2018年10月4日、2019年度兵庫県公立高等学校入学者選抜の外国人生徒にかかる特別枠選抜について、実施校を従来の3校から5校に拡充すると発表した。実施校は、神戸甲北・芦屋・伊丹北・加古川南・香寺。

 兵庫県公立高等学校入学者選抜の外国人生徒にかかる特別枠選抜について、2019年度から新たに導入する学校は、伊丹北(総合)・加古川南(総合)の2校。従来のモデル校である神戸甲北(総合)・芦屋(普通(単位制))・香寺(総合)の3校とあわせ、計5校で実施する。募集定員は各校3名の計15名で、入学定員とは別枠で募集する。通学区域は県下全域。

 各実施校は入学後の支援として、入学した外国人生徒の実態にあわせ、「日本語の習得を支援するため、学校設定教科『日本語』(仮称)などを設置」「ほかの生徒と同じペースでの学習が困難な教科・科目(国語、地歴・公民など)について、別室での取り出し授業を実施」「外国人団体などとの連携による母語を活用した学習支援、教材や保護者への文書の翻訳、面談などの学校生活支援を実施」などといった支援例を組み合わせて実施する。

 出願資格は、外国籍を有する者で入国後の在日期間が2019年3月末時点で3年以内、学校教育における9年の課程を修了するか修了見込みであり、保護者とともに引き続き県内に住所を定める見込みの者。

 特別枠選抜の日程は、2019年2月4日から2月6日まで願書、2月7日から2月8日まで出願変更を受け付け、2月15日に適性検査および面接を実施し、2月20日に合格者を発表する。不合格の場合は、3月12日に実施される学力検査などを受検することができる。詳細は、11月中旬ごろに発表される各実施校の募集要項にて確認すること。

《桑田あや》

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