小中高生向け「TOEFL Primary」「TOEFL Junior」スピーキングテスト開始

 公文教育研究会は2018年10月10日、事業部門の1つであるグローバル・コミュニケーション&テスティングが日本国内で運営・普及する英語運用能力測定テスト「TOEFL Primary」「TOEFL Junior」に、新たにスピーキングテストが加わると発表した。

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TOEFL Primary/TOEFL Junior
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 公文教育研究会は2018年10月10日、事業部門の1つであるグローバル・コミュニケーション&テスティングが日本国内で運営・普及する英語運用能力測定テスト「TOEFL Primary」「TOEFL Junior」に、新たにスピーキングテストが加わると発表した。12月1日より学校・団体向けとして申込受付を開始する。

 「TOEFL Primary」は、130の国と地域で受け入れられ年間約3,000万人が受験する「TOEFL」の小中学生向けとして、「TOEFL Junior」は中高生版として開発された、英語運用能力を世界基準で測定するペーパーベースのテスト。従来「読む」「聞く」の2技能における英語運用能力を測定するテスト「TOEFL Primary Step1/Step2」「TOEFL Junior Standard」が運用されていたが、今回新たに「話す」能力を測るテストが導入される。

 「TOEFL Primary Speaking」は英語学習者初級レベルが対象。7~10の設問に約20分で答える。測る力と内容は、日常生活に関連する状況について口頭でのコミュニケーションする能力や、感情や心境に関する表現、人や物、場所、動きの描写など。「TOEFL Junior Speaking」は英語学習者中級レベルが対象で、4つの設問に約18分で答える。問題内容は、音読や絵の説明、学校での活動に関して聞く・話す、など。ともに出題形式はCBT(Computer Based Testing)で、テスト結果はスコアのほかCEFR(ヨーロッパ言語共通参照枠)のレベルや、Lexile指数が示される。

 スピーキングテストが加わることで、従来よりもさらに「どれだけ英語を使えるか」を測ることが可能となり、将来のTOEFL iBT挑戦につながるという。まずは、学校・団体向けとして12月1日より申込受付を開始。個人向けには、公開テストとして2019年度内の実施を目指して準備を進めている。

 なお、「TOEFL Primary Step1/Step2」「TOEFL Junior Standard」の2018年度第2回公開テストは12月9日に行われる。申込期間は10月25日まで。公式Webサイトにて受け付けている。

《畑山望》

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