【高校受験2019】【中学受験2019】神奈川県私立の納付金、初年度最高147万円

 神奈川県は2018年10月22日、平成31年度(2019年度)私立高等学校・中学校などの生徒募集および生徒納付金の概要について公表した。公募による募集人員は、高校(全日制)55校で1万5,006人、中学校58校で7,733人。初年度納付金の最高額は、中・高ともに147万円だった。

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募集校数の状況
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 神奈川県は2018年10月22日、平成31年度(2019年度)私立高等学校・中学校などの生徒募集および生徒納付金の概要について公表した。公募による募集人員は、高校(全日制)55校で1万5,006人、中学校58校で7,733人。初年度納付金の最高額は、中・高ともに147万円だった。

 2018年10月22日集計時点の募集校数の状況によると、高校(全日制)は公募55校、そのうち49校は推薦入試を行う。公募募集人数は、前年度(2018年度)より160人増の1万5,006人、そのうち推薦による人数は5,320人となる。併設校からのみ募集する学校は23校で、併設校からの人数は前年度より98人減の8,259人。

 公募する私立高校(全日制)の生徒納付金をみると、入学金と入学金以外の納付金を合計した入学時納付金は平均35万6,563円、授業料と授業料以外の納付金を合計した授業料等納付金は平均57万6,079円。2つを合計した初年度納付金は93万2,642円となり、前年度より4,772円増加した。

 それぞれの最高・最低額について、入学時納付金の最高額は鎌倉学園高の50万円、最低額が相模原高と柏木学園高の20万円。授業料等納付金の最高額は慶應義塾湘南藤沢高等部の113万円、最低額は平塚学園高の33万6,000円。初年度納付金は慶應義塾湘南藤沢高等部の147万円がもっとも高く、平塚学園高の63万6,000円がもっとも低い。

 中学校は公募58校、公募募集人数は前年度より440人減の7,733人。併設校からのみ募集する学校は1校で、募集人数は1,204人。中等教育学校は2校で330人を公募する。

 公募する私立中学校の生徒納付金では、入学時納付金が平均36万6,568円授業料等納付金は平均61万6,423円。2つを合計した初年度納付金は98万2,992円となり、前年度より6,808円増加した。

 それぞれの最高・最低額は、入学時納付金の最高額がフェリス女学院中と栄光学園中の55万円、最低額が桐光学園中の22万円。授業料等納付金の最高額は慶應義塾湘南藤沢中等部の113万円、最低額は聖ステパノ学園中の34万円。初年度納付金は慶應義塾湘南藤沢中等部の147万円がもっとも高く、聖ステパノ学園中の61万円がもっとも低い。

 神奈川県Webサイトでは、平成31年度(2019年度)の試験日程等・生徒納付金の状況や生徒募集要項一覧のほか、「平成30年度 私立高等学校などの学費支援制度」についての案内を掲載。県が行っている保護者の経済的負担を軽減する学費補助制度や、国の費用による授業料の一部を軽減する高等学校等就学支援金制度を紹介している。

《黄金崎綾乃》

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