顔認証で入退室管理、保護者へLINE通知「かおメル」

 ガウディアとワン&ツーサーズ、カーグは、顔認証技術を活用した教室・学習塾の入退室管理システム「かおメル」を共同開発し、2018年11月1日より販売を開始した。教室の入室・退室時に保護者のLINEやメールアドレスへ顔写真付きで通知する。

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顔認証による入退室管理システム「かおメル」
顔認証による入退室管理システム「かおメル」 全 3 枚 拡大写真
 ガウディアとワン&ツーサーズ、カーグは、顔認証技術を活用した教室・学習塾の入退室管理システム「かおメル」を共同開発し、2018年11月1日より販売を開始した。教室の入室・退室時に保護者のLINEやメールアドレスへ顔写真付きで通知する。

 かおメルは、日能研関東と河合塾グループが資本出資した学習教室「ガウディア」を展開するガウディアと、教育支援事業を展開するワン&ツーサーズ、システム開発のカーグが共同開発したシステム。教室内にスマートフォンまたはタブレット端末を設置し、「かおメル」アプリを起動して「待受け」画面にした状態にして利用する。

 子どもが教室の入室・退室時に、「かおメル」にタッチすると、顔写真を撮影して顔認証し、その写真を保護者のLINEやメールアドレスに送信する。写真添付の有無は、保護者マイページで指定できる。

 これまでのICカードなどによる入退室システムは、専用のカードリーダーとICカードまたはQRコードといった端末機材などが必要となる。「かおメル」は、スマートフォンやタブレット端末のみで運用するため、コストを低減することができる。

 利用料金は、月額利用料が会員50名まで2,500円、51名から1名ごとに50円追加、月額システム運営費が1,000円(いずれも税別)。初期費用は無料。たとえば会員80名の場合、利用料2,500円+追加30名分1,500円+システム運営費1,000円で合計5,000円となる。

 学習塾のほか、水泳・空手・ダンスなどのスポーツ教室、そろばん・習字・音楽・英会話などの習い事教室、学童保育、サークル活動などで利用できる。また、講師の顔写真を登録すれば、出退勤の管理もできる。

《工藤めぐみ》

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