パナソニック、子育て世帯で宅配ボックス実証実験を開始

 パナソニックエコソリューションズは2018年12月3日、東京都世田谷区の戸建住宅に住む子育て世帯50世帯を対象に宅配ボックスを設置し、宅配便の受け取りに関するストレスの変化を検証する実証実験を開始した。実証実験の結果は2019年3月以降に発表される予定。

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戸建住宅用宅配ボックスCOMBO(コンボ)設置イメージ
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 パナソニックエコソリューションズは2018年12月3日、東京都世田谷区の戸建住宅に住む子育て世帯50世帯を対象に宅配ボックスを設置し、宅配便の受け取りに関するストレスの変化を検証する実証実験を開始した。実証実験の結果は2019年3月以降に発表される予定。

 パナソニックは、2016年に福井県あわら市と連携し戸建住宅を対象に、2017年には京都市や京都産業大学などと連携し学生アパートを対象にした宅配ボックスに関する実証実験を行ってきた。これまでの実験から、宅配ボックスが再配達率の低減に大きく貢献することが実証されている。

 今回の実証実験のモニター世帯を対象に行った事前アンケート調査では、70%の世帯が、子育てや家事などの理由から在宅の場合でも荷物を受け取れないことがあると回答。宅配便を待つため、家族での外出や買い物の時間が制限されている実態も明らかになった。

 実証実験は「子育て家族の受け取りストレスを減らせ!プロジェクト」と題し、2018年12月3日から2019年1月31日までの期間実施。世田谷区の子育て世帯で週に2回以上宅配便を利用する50世帯(うち9割が共働き)を対象に、受け取りに関するストレス要因として「再配達により発生する待ち時間」や「運送業者と非対面での荷物の受取率」の変化などを調査する。

 モニター世帯には、「戸建住宅用宅配ボックスCOMBO(コンボ)ミドルタイプ」を設置。「再配達を待っている時間を、年間72時間(週1時間)から10時間に」「非対面での受取りを50%に」という目標を掲げている。

《外岡紘代》

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