コクヨ×ワコム、電子下敷で軽度認知障害の早期発見の研究に協力
コクヨとワコムは、新潟総合学園新潟医療福祉大学(新潟医療福祉大学)における認知症初期の簡易検査研究に、紙帳票に手書きした文字をデータ化できる入力支援ツール「電子下敷」を活用した筆記データ分析で協力している。
生活・健康
その他
advertisement

新潟医療福祉大学の児玉直樹教授によると、現在用いられている検査手法のひとつ「時計描画試験/Clock Drawing Test(CDT)」で、軽度認知障害の場合に、時計の描画はできているものの書き順に変化が生じたり、書き迷って手が止まる場所が出てきたりするという研究視点があるそうです。
この研究視点に着目した新潟医療福祉大学における認知症初期の簡易検査研究に、コクヨとワコムが協力。コクヨの「電子下敷」とワコムのデジタルペンにおけるノウハウを持ち寄り、筆跡を経時的に記録できる新たな検査用ソフトウエアを開発しました。
電子下敷を使うことで、「経過(過程)」も含めた被験者の回答が記録・分析でき、筆圧や方向、速度などのペンの動きもデータとして捕捉できます。被験者は紙に筆記するという慣れ親しんだ行動で検査に臨むことができ、検査者は判断に必要な情報を従来の検査結果に比べ、より多く手軽に得られることが期待できます。
コクヨは今後もこの研究をサポートし、軽度認知障害の早期発見への貢献を目指します。
コクヨの電子下敷、軽度認知障害の早期発見の研究に協力
《桑田あや》
advertisement
【注目の記事】
この記事の写真
/
advertisement