中学生の約2割、学習のため毎日ネット利用

 学習のためにインターネットを利用している子どもは中学生になると一気に拡大し、中学生の約2割が学習のため毎日インターネットを利用していることが、NTTドコモ モバイル社会研究所が2018年12月14日に発表した調査レポートで明らかになった。

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学校や塾の宿題について、インターネットで調べたり動画をみる頻度
学校や塾の宿題について、インターネットで調べたり動画をみる頻度 全 3 枚 拡大写真
 学習のためにインターネットを利用している子どもは中学生になると一気に拡大し、中学生の約2割が学習のため毎日インターネットを利用していることが、NTTドコモ モバイル社会研究所が2018年12月14日に発表した調査レポートで明らかになった。

 調査レポートは、関東1都6県に在住する小中学生とその保護者500組を対象に実施した「子どものケータイ利用に関する調査2018」の結果を分析したもの。「子どものICT利活用の検討」と題して発表しており、今回は10本目のレポートをWebサイトに掲載した。

 YouTubeの利用頻度について聞いたところ、「毎日YouTubeを見る」と回答した小中学生はいずれの学年でも3割を超える結果に。中学生になると毎日視聴する割合は6割程度に拡大し、もっとも視聴割合が高い中学1年生では「毎日4時間より多い」が5%、「毎日2~3時間くらい」20%、「毎日1時間くらい」18%、「毎日30分くらい」28%と、毎日YouTubeを視聴する割合が7割を超えた。

 どういう目的でインターネットやYouTube等の動画を利用しているのかを把握するべく、「学校や塾の宿題について、インターネットで調べたり動画を見る頻度」を質問。学習のためにインターネットを利用する割合は中学生になると一気に拡大し、中学生の約2割が「学習のため毎日インターネットを利用する」と回答した。中学1年生では25%、中学2年生では17%、中学3年生では19%が学習のために毎日インターネットを利用しており、インターネットや動画の利用率は中学1年生がもっとも高いことも明らかになった。

 小中学生のYouTubeをはじめとしたインターネットや動画の利用が多く感じるが、必ずしも遊びだけに使っているわけではなく、学年が上がるにつれ学習にも積極的に活用されているようすがうかがえた。

《畑山望》

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