KDDI、国内初となる5Gを活用した体験学習を小学校で実施

 KDDIと国際電気通信基礎技術研究所(ATR)、小金井市立前原小学校は、小学校の授業で次世代移動通信システム「5G」を活用した動画再生とファイルダウンロードを体験する学習を国内で初めて実施した。5Gの活用により、大容量・高精細な映像を活用する授業を実現する。

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実証実験のようす
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 KDDIと国際電気通信基礎技術研究所(ATR)、小金井市立前原小学校は、小学校の授業で次世代移動通信システム「5G」を活用した動画再生とファイルダウンロードを体験する学習を国内で初めて実施した。5Gの活用により、大容量・高精細な映像を活用する授業を実現する。

 5Gの活用により、既存のモバイル通信では実現が難しかった大容量コンテンツの伝送が可能となる。これにより、高精細な映像を活用する学習が可能になり、学校における授業が活性化されることが期待されている。

 実証試験は、総務省の技術試験事務における5G総合実証試験として実施。2018年11月21日から12月12日まで、東京都小金井市の前原小学校で行われた。ATRが総務省の技術試験事務における5G総合実証試験を請け負い、KDDIが5Gエリアの設計・評価を担当。生徒が使用するコンテンツ作成と授業アプリケーションの開発および評価も行った。

 実証試験では、前原小学校の体育館に28GHz帯の実験システムを用いたエリアを構築。児童は5G対応のタブレットとWi-Fi対応のタブレットを使って、それぞれの端末で同時に動画再生とファイルダウンロードを行い、5Gの超高速・大容量を体験した。授業では、5Gが普及した後の社会について考え、さまざまな意見が出されたという。

《外岡紘代》

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