教育関係者向け「探究学習の普及に関する研修プログラム」2/10・17

 a.schoolは、経済産業省「未来の教室」実証事業として、全国各地の学校や学習塾、幼児教室、野外教室などで、小学生向け探究学習プログラムの導入を実証している。あわせて2019年2月10日と17日、教育関係者向けに「探究学習の普及に関する研修プログラム」を開催する。

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小学生向け探究学習プログラム
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 a.schoolは、経済産業省「未来の教室」実証事業として、全国各地の学校や学習塾、幼児教室、野外教室などで、小学生向け探究学習プログラムの導入を実証している。あわせて2019年2月10日と17日、教育関係者向けに「探究学習の普及に関する研修プログラム」を開催する。

 a.schoolは2018年11月、経済産業省「未来の教室」実証事業(2017年度補正学びと社会の連携促進事業(「未来の教室」学びの場創出事業))の事業者に採択された。この実証事業では、全国各地のさまざまな学び場における探究学習へのニーズと課題を明らかにし、探究学習の普及を後押しするため、協力団体において小学生向け探究学習プログラムの導入に向けたヒアリングとデモ授業を実施する。

 デモ授業を行うのは、a.schoolが開発した探究学習プログラム「おしごと算数」と「なりきりラボ」。どちらも生徒の主体性を後押しするワークショップ型かつアウトプット中心の授業だ。「おしごと算数」は、教育指導要領における算数の範囲をおさえつつ、算数と仕事や暮らしとの繋がりを探究し、算数的なものの見方や考え方を学べる内容で、ゲーム要素を取り入れた子どもたちが自然と算数に夢中になれる仕掛けが特徴。「なりきりラボ」は、さまざまな職業の本質を学び、思考力・表現力を養う科目横断型の内容で、デザイナーやエンジニア、営業、弁護士など、学校では触れない実践的な仕事を題材に学ぶのが特徴。

 現在、協力団体の募集も行っており、協力団体には探究学習市場の最新情報やプログラム開発・ファシリテーションのポイントなどを伝えている。2019年1月20日時点の協力団体例(デモ授業実施先)は、岡山県岡山市・吉備中央町・倉敷市のアースエイトインターナショナルスクールや、宮城県仙台市のSTORIA、徳島県徳島市のShare Study Lab、長野県木曽町のふらっと木曽など。

 2月10日と17日には、教育関係者向けに「探究学習の普及に関する研修プログラム」を開催する。a.schoolが開発した探究学習プログラムの体験やヒアリング結果のレポート、探究学習を広めるために必要なことの議論を行う「探究ワークショップ体験・公開議論」のほか、探究パネルディスカッションを各日3回実施する。

 探究ワークショップ体験・公開議論のテーマは、1日目が「小学校で探究学習を推進するには?」、2日目が「日本全国・地域の学び場で探究学習を広めるには?」。探究パネルディスカッションのテーマは、1日目が「小学校における探究学習」「探究ファシリテーターを育てるには」「テクノロジー×探究学習の可能性」、2日目が「地域で求められる探究学習」「エンタメとしての探究学習の可能性」「探究学習の新たな学び場」。全プログラムのモデレーターは、a.school代表取締役の岩田拓真氏が務める。両日とも、昼食時に交流タイムを設け、プログラム終了後には懇親会を実施する。

 現在教育に携わっている者のほか、今後検討する者も歓迎するという。参加無料。申込みは、Peatixにて受け付けている。プログラムごとに申込可能。

◆探究学習の普及に関する研修プログラム
日時:2019年2月10日(日)・17日(日)10:30~20:00
※受付開始は各プログラムの15分前
会場:GOBLIN.代官山(東京都渋谷区恵比寿西1-33-18 コート代官山 B1F)
対象:現在教育に携わっている者、今後検討する者
参加費:無料
申込方法:Peatixにて申し込む

《桑田あや》

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