【大学受験2020】中央大学、経済学部に高大接続入試を導入

 中央大学は2019年1月31日、経済学部において2020年度入試より、新たに「高大接続入学試験」を実施すると発表した。資格や実績を評価する型と、活動経験などをアピールする自己推薦型がある。現行の「自己推薦入学試験」は、2019年度入試をもって募集を停止する。

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 中央大学は2019年1月31日、経済学部において2020年度入試より、新たに「高大接続入学試験」を実施すると発表した。資格や実績を評価する型と、活動経験などをアピールする自己推薦型がある。現行の「自己推薦入学試験」は、2019年度入試をもって募集を停止する。

 高大接続入学試験は、中央大学経済学部に入学後の学習計画や将来構想が明確で、これまでの活動経験を入学後の学びや卒業後の進路で活用できると自己アピールできる生徒を対象としたもの。募集学科は、経済学科、経済情報システム学科、国際経済学科、公共・環境経済学科。

 高大接続入学試験には、「資格・実績評価型」と「自己推薦型」があり、出願資格や選考方法が異なる。「資格・実績評価型」の出願資格は、簿記検定や情報技術者試験の合格、中央大学主催の「高校生地球環境論文賞」など環境問題・社会福祉・社会保障問題をテーマとした懸賞論文などでの入賞、国際バカロレア資格取得など。中央大学経済学部科目等履修生(高校生対象)として、2018~2019年度開講の「経済入門」を履修し、B以上の成績を修めた者も対象となる。

 一方、「自己推薦型」は、自身が関心や問題意識を持ったテーマに関して、社会・地域と連携した活動を主体的に取り組んでいる生徒が対象となる。NGOやNPOなど組織での活動も含まれる。

 選考では、小論文と外国語の筆記試験を行って基礎学力と思考力・判断力・表現力を判断するほか、「資格・実績評価型」では個人面接、「自己推薦型」ではプレゼンテーションを実施する。

 「資格・実績評価型」と「自己推薦型」を併願することは不可。高大接続入学試験の新設に伴い、自己推薦入学試験は2019年度入試をもって募集停止となる。

《奥山直美》

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