<数学>講評
(湘南ゼミナール 提供)
昨年と比べ、問題数の増加、複数の設問に難化が見られた。解答形式はマークシート・記述解答の併用で、難問を中心に記述解答形式で出題された。
問1の計算、問2の小問集合は例年通りの出題形式であった。
問3で出題された平面図形2問はいずれも難しく、残る1問の方程式も一般的な解法を使えない条件になっており、思考力が問われた。
問4の関数は、(イ)から解法手順が複雑になっており、計算力が求められた。(ウ)も2つの図形の面積が等しくなる点の座標を求める難易度の高い問題であった。
問5の確率は、条件の把握に加え、場合分けが必要であり、情報処理能力が求められた。
問6の空間図形は、三角柱を用いた問題で、(ア)と(イ)は例年通りの出題傾向であったが、(ウ)は解法に気づくために正確に作図をする必要がある。
問7の証明は、(イ)において特殊な図形になるための条件を問う新傾向の出題があった。(ウ)は解法手順が複雑で、苦労した受験生は多いだろう。
今後は、平面図形を中心に各学年で学習する内容を複合的に扱う演習を繰り返し、応用力を身につける必要がある。全国都道府県の入試問題など、様々な出題傾向の問題に触れておきたい。
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このレポートは平成31年2月14日(木)に、速報として湘南ゼミナールにより作成されたもの。
協力:湘南ゼミナール