金沢医科大9名を追加合格、5名が入学予定

 金沢医科大学は2019年2月14日、2018年度医学部一般入学試験の追加合格について発表した。文部科学省に不適切と指摘された点を再精査した結果、2018年度一般入学試験(前期・後期)において、計9名が追加合格となったことが明らかになった。

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 金沢医科大学は2019年2月14日、2018年度医学部一般入学試験の追加合格について発表した。文部科学省に不適切と指摘された点を再精査した結果、2018年度一般入学試験(前期・後期)において、計9名が追加合格となったことが明らかになった。

 文部科学省が医学部医学科を置くすべての大学を対象に実施した緊急調査により、金沢医科大学は、「特別推薦入学試験(AO入試)における推薦書評価」「編入学試験(第1学年次後期編入)における書類審査」「一般入学試験における補欠合格者の決定」の3点について不適切な点があると指摘されていた。

 指摘内容について再精査した結果、2018年度一般入学試験(前期)の補欠者からの繰上げ合格者選考において、文部科学省から不適切との指摘を受けた年齢も加味した点を排除し、総合成績順に補欠者の繰上げ合格順位をみた場合、繰上げ合格者は47名であったが、上位47名中でありながら繰上げ合格の対象にならなかった受験者が6名いることが判明した。

 また、2018年度一般入学試験(後期)の補欠者からの繰上げ合格者選考においても、年齢も加味した点を排除し、総合成績順に補欠者の繰上げ合格順位をみた場合、繰上げ合格者は2名であったが、上位2名中でありながら繰上げ合格の対象にならなかった受験者が3名(3名が同点のため)いることがわかった。

 金沢医科大学では、不利益を被った受験生への救済措置として、9名に対して入学の意思確認を行った。その結果、前期選抜では3名、後期選抜では2名の計5名が現在入学予定となっている。入学希望者に対しては2019年度入学試験合格者として取り扱い、1年次へ入学できるものとする。

《桑田あや》

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