中高生のニュース情報源は「テレビ」73.8%、知らない単語はネット検索
中高生の7割以上は「テレビのニュース番組」から日本や世界のニュースを知り、もっとも信頼できる情報源と考えていることが、MMD研究所とTesTee(テスティー)の共同調査からわかった。ニュースで知らない単語などがあった場合は、インターネットで検索することが多い。
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「2019年3月 中高生のニュースに関する意識調査」は、12歳から18歳のスマートフォンを所有する中高生の男女を対象に実施され、計1,248人から有効回答を得た。調査期間は2019年2月5日~10日。
利用しているメディアを質問すると、全体では「SNS(TwitterやInstagramなど)」「テレビ」「動画アプリ(YouTubeなど)」の順に多い。性別・学生区分別にみると、「SNS」は女子中学生の88.6%、女子高校生の89.0%と9割近くが利用。男子中学生は「テレビ」73.5%がもっとも多いが、男子高校生は「SNS」76.5%となっている。また、「雑誌」は男女差があり、男子中高生が7.0%~7.6%に対し、女子中高生は22.3%~23.3%だった。
日本や世界のニュースを知る方法については、「テレビのニュース番組」73.8%がもっとも多く、ついで「SNS」55.8%、「ウェブのニュースサイト(Yahoo!ニュースなど)」38.9%。そのほか、「アプリのニュース配信(LINEニュースなど)」36.9%、「家族や友人から聞く」36.5%、「YouTubeなど動画アプリのニュース番組」35.1%など。もっとも信頼できると思う情報源は「テレビのニュース番組」が60.1%となり、続く「SNS」が9.9%とテレビへの信頼の高さがうかがえた。
ウェブやアプリのニュースの読み方では、「ほとんどタイトルしか読んでいない」は7.1%と少数派。52.0%は「タイトルを読んで、中身の文章はざっくり読んでいる」、40.9%は「タイトルも中身の文章もしっかり読んでいる」と答えている。特に男子中高生は47.3%~48.6%がタイトルも中身の文章もしっかり読んでおり、女子中高生(34.9%~35.4%)とは差がみられた。
ニュースを見て、単語や内容がわからなかったときにとる行動を聞くと、「ネットで検索する」62.5%、「両親・家族に聞く」53.4%、「友人・知人に聞く」22.8%が上位だった。性別・学生別では、男子中高生と女子高校生は「ネットで検索する」、女子中学生は「両親・家族に聞く」がもっとも多い。
2022年に実施される成人年齢引下げについては、78.7%が「知っている」と答え、「聞いたことはあるが詳しくは知らない」12.7%を合わせると9割以上に認知されていた。成人年齢引下げを知った方法は、「テレビ」67.8%、「先生から聞いた」31.8%、「家族から聞いた」28.6%だった。
《黄金崎綾乃》
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