【大学受験2019】近大、総志願者数は過去最高…一般入試志願者15万4,672人

 近畿大学は2019年3月12日、2019年度入試における14学部の一般入試志願者数が確定したと発表した。志願者数(延べ)は15万4,672人で7年ぶりに減少したが、推薦入試を含む総志願者数(延べ)は20万8,564人で過去最高を更新した。

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志願者数10年間推移
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 近畿大学は2019年3月12日、2019年度入試における14学部の一般入試志願者数が確定したと発表した。志願者数(延べ)は15万4,672人で7年ぶりに減少したが、推薦入試を含む総志願者数(延べ)は20万8,564人で過去最高を更新した。

 近畿大学が14学部で実施した一般入試の志願者数は、昨年度(2018年度)より1,553人減少し15万4,672人。2012年度入試以来、7年ぶりに減少した。しかし、推薦入試を含めた総志願者数は昨年度より5,160人増加し、過去最高となる20万8,564人となった。

 志願者数の昨年度からの増加率をエリア別にみると、関東114.8%、東北120.5%、北陸110.5%、東海111.0%など。関西以外の地域の志願者数が大きく増加した背景には、近大マグロをはじめとした高い研究力や、東大阪キャンパス大規模整備計画「超近大プロジェクト」などの積極的な情報発信により、全国的な認知度が高まったことがあるという。

 志願者数を学部別に見ると、近年続いていた文高理低は落ち着き、文系学部では昨年度より5,273人減少して8万3,290人となった。一方、新たな併願制度やセンター試験利用方式に多科目判定型を導入した理系学部は、昨年度比3,720人増となる7万1,382人が志願した。

 女子志願者は、昨年度比1,688人減となる4万4,392人。文系学部は昨年度より1,946人少なかったが、理系学部は昨年度より258人増えて3年連続で増加している。

 大学通信の安田賢治氏は近畿大学の2019年度入試動向について、「入学定員厳格化の影響で、都市部の私大が受験生に敬遠される中、近畿大学は変わらず高い人気を保っている。近大マグロに代表される高い研究力や、24時間利用可能な自習室をはじめとした大規模なキャンパス整備による教育環境の充実などの取組みを次々に発信し続け、改革力のある大学として全国的に知られるようになったことが大きい」とコメントしている。

《外岡紘代》

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