パイオニア×江戸川学園取手「Thinkαプロジェクト」音楽共有アプリ開発

 パイオニアは、中高生の斬新な発想から新たな価値を創出する産学連携のコトづくりプロジェクト「Thinkαプロジェクト(シンカプロジェクト)」を通じて、江戸川学園取手中学校・高等学校の生徒とともに「音楽共有アプリケーション」を生み出したと発表した。

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Thinkαプロジェクト(シンカプロジェクト)/生徒との取組みのようす
Thinkαプロジェクト(シンカプロジェクト)/生徒との取組みのようす 全 6 枚 拡大写真
 パイオニアは、中高生の斬新な発想から新たな価値を創出する産学連携のコトづくりプロジェクト「Thinkαプロジェクト(シンカプロジェクト)」を通じて、江戸川学園取手中学校・高等学校(茨城県取手市)の生徒とともに「音楽共有アプリケーション」を生み出したと発表した。

 「Thinkαプロジェクト」は、パイオニアがCurio School、O2の2社の協力を得て2018年4月から実施しているプロジェクト。ユーザーニーズの理解を深める「深化」、真の価値を見極める「真価」、新しい技術を加える「新加」、世の中・パイオニアの「進化」から名付けられたプロジェクトで、中高生とパイオニアの技術者がデザインシンキングという思考法を用いてアイデア創出活動を行い、これまでにない新しい価値を生み出すことを目的に活動している。

 2019年度は、江戸川学園取手中学校・高等学校(茨城県取手市)の生徒約90名、および聖光学院中学校・高等学校(神奈川県横浜市)の生徒約90名とプロジェクトを展開。この度、江戸川学園取手中高との活動から生まれた音楽共有アプリケーションについて発表した。

 江戸川学園取手中高では、中学1年生から高校2年生までの生徒がチームを作って参加し、それぞれのアイデアを競い合った中から、音楽を使ったコミュニケーションツールが生み出されたという。制作された「音楽共有アプリケーション」は、好みの場所に楽曲とコメントを一定の期間「あしあと」として残すことができるアプリケーション。自分の好きな楽曲を共有できるほか、散歩や旅行などの際に誰かが残した「あしあと」に近づくと、その場所に残された楽曲が流れるという機能を持つ。

 パイオニアは今後、この音楽共有アプリケーションをコンテンツ(楽曲)とロケーション(位置)を組み合わせたプラットフォームとしてオープン化し、新しい価値提供を目指すとしている。また、聖光学院中高においても、プロジェクトを通じて新たな価値を生み出していくという。

《畑山望》

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