Teach for Japan運営体制強化、8期生配置を過去最大人数へ

 Teach for Japan(TFJ)は2019年4月8日、CEOにTFJフェローシップ・プログラムの修了生で、修了後は札幌新陽高等学校で学校経営と運営に携わる中原健聡氏を迎えたと発表した。2020年春に配置する8期生は過去最大人数を目指す。

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Teach for Japanは、「すべての子どもが素晴らしい教育を受けることができる世界」の実現を目指している
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 Teach for Japan(TFJ)は2019年4月8日、CEOにTFJフェローシップ・プログラムの修了生で、修了後は札幌新陽高等学校で学校経営と運営に携わる中原健聡氏を迎えたと発表した。2020年春に配置する8期生は過去最大人数を目指す。

 TFJは、「すべての子どもが素晴らしい教育を受けることができる世界」の実現を目指し、世界各国にある課題に教育からアプローチする認定NPO法人。「チェンジメーカーの育成」と「教育改革の推進」に取り組んでいる。

 さまざまな経験と教育への問題意識、情熱や成長意欲を兼ね備えた人物を独自に選抜し、研修を行ったうえで、学校の教師として派遣。派遣した教師は自身の経験とTFJの知見・ノウハウを生かした教育実践により、子どもたちの学力と学習意欲の向上、学習習慣の定着などを目指している。

 フェローシップ・プログラムは2013年度より実施しており、2019年度で7年目を迎える。これまでにTFJが輩出したフェローは67名、連携した自治体は8市2町、フェローを配置した学校数は62校にのぼる。2019年2月時点で、修了生の73%が教師を継続、教師継続者を含めて77%が教育関係に転身している。

 TFJは創設から6年間の取組みを振り返り、2019年度以降のフェローシップ・プログラムを「最強の人材育成プログラム」へと発展させる。最長で8か月の配置前研修のほか、2年間の配置期間中に実施する支援・研修を教職大学院など専門機関や支援企業、他団体と積極的に連携するなどして、教育界に変革をもたらすことのできる人財を育成。さらに、Teach For Allのグローバル・ネットワークやアラムナイ(修了生)ネットワークを含むTFJのリソースをフル活用する。

 2020年4月の配置となる8期生は100名が目標。4月7日からエントリー受付を開始した。第1回の締切りは5月18日。詳細はWebサイトで確認できる。

《外岡紘代》

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