中高生向け教材「次世代型キャリア教育ENAGEED」タブレット版の提供開始

 エナジードは2019年4月10日より、中学・高校生向け補助教材「次世代型キャリア教育ENAGEED」において従来の紙媒体ベースでの提供に加え、新たにタブレット版の提供を開始した。2019年度中に導入校数200校を目指すという。

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次世代型キャリア教育ENAGEED タブレット版(イメージ)
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 エナジードは2019年4月10日より、中学・高校生向け補助教材「次世代型キャリア教育ENAGEED」において従来の紙媒体ベースでの提供に加え、新たにタブレット版の提供を開始した。2019年度中に導入校数200校を目指すという。

 「次世代型キャリア教育ENAGEED」は2016年に提供を開始した、おもに「総合的な学習の時間」に活用されている中学・高校生向け補助教材。7冊のワークシートとムービーを中心に、「AIやロボットには代替の効かない、これからの時代に人が求められる力」について授業で取り上げ学びを促す。発売以降、全国160校以上の国公私立学校や40法人以上の学習塾で採用されているという。

 このたび、文部科学省の掲げる「2020年度に向けすべての学校で1人1台の情報端末を活用した学習の推進」に対応した教材としてアップデートすべく、タブレット版をリリース。従来の紙媒体では実現が難しかった「ENAGEED」上での生徒のアクションや他生徒とのコミュニケーション度合いの測定、教師と生徒のインタラクティブな授業のサポートなど、デジタルの特性を生かした機能開発を行っている。

 たとえば、生徒が出したアイデアに対して、タブレット上でほかの生徒からアクションボタンによる評価やコメントを受けることが可能。評価はポジティブなもののみ表示されるため、生徒は自分のアイデアが認められるというポジティブな経験を積み重ねることができる。さらに、生徒ひとりひとりの作業状況をタブレット上でリアルタイムに確認することができるほか、良いアイデアをリアルタイムでクラス全体に共有することが可能。生徒の回答内容について一覧確認・添削ができる機能も追加されており、教員側の負担を大きく減らすことができる。

 エナジードは、「自ら考え、対処できる力を育む」という正解のない答えを指導する教師側の負担を減らすべく、スムーズな添削を行えるインターフェイスや教師向け指導書の大幅アップデート、研修など各種サポートの強化など、円滑な教育現場づくりを実現するサポートを行っていくとしている。

《畑山望》

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