地毛の黒染め指導をゼロに…署名プロジェクト発足

 「教育現場での地毛の黒染め指導」について、学生や先生、社会全体で前向きな対話が生まれ、学生の個性が尊重される社会を目指すことを目的に、ソーシャルプロジェクト「#この髪どうしてダメですか・署名プロジェクト」が立ち上がった。

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#この髪どうしてダメですか・署名プロジェクト
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 「教育現場での地毛の黒染め指導」について、学生や先生、社会全体で前向きな対話が生まれ、学生の個性が尊重される社会を目指すことを目的に、ソーシャルプロジェクト「#この髪どうしてダメですか・署名プロジェクト」が2019年5月8日に立ち上がった。

 「#この髪どうしてダメですか・署名プロジェクト」は、特に「教育現場での地毛の黒染め指導問題」に焦点を当てて、教育現場や社会全体で対話が生まれるきっかけを作り、「地毛の黒染め指導問題」が無くなることを後押しすることが目的。

 同ソーシャルプロジェクトは、新学期の始まりをひかえる2019年3月18日に、ヘアケアブランド「パンテーン」が学生の髪形校則をテーマにした「#この髪どうしてダメですか」を展開し大きなムーブメントが生まれたことがきっかけ。「パンテーン」のキャンペーンは全国に広まり、Twitterには約18万件の関連ツイート、Webムービーは約1,000万回再生(2019年5月8日時点)されたという。

 この動きを受け、過去に地毛の黒染め指導を経験した大学生のほか、弁護士の瀧口徹氏、教育経済学者で慶應義塾大学総合政策学部の中室牧子教授、ユナイテッド・ワールド・カレッジISAKジャパンの小林りん代表理事、フローレンス代表で慶應義塾大学の駒崎弘樹特別招聘教授が発起人となり、「#この髪どうしてダメですか・署名プロジェクト委員会」が発足した。

 「#この髪どうしてダメですか・署名プロジェクト」は、ネット署名活動を展開。特設Webサイトにて署名を集めている。集められた署名は、東京都知事および東京都教育庁に届ける予定だ。

《外岡紘代》

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