小中学生のおこづかい、月平均2,036円…3年前より上昇

 小中学生が定期的にもらうおこづかいは、1か月の平均金額が2,036円で、祖父母からもらう金額は親の約1.5倍であることが、バンダイが2019年5月20日に発表した調査結果より明らかになった。

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定期的なおこづかいの1か月の平均金額
定期的なおこづかいの1か月の平均金額 全 4 枚 拡大写真
 小中学生が定期的にもらうおこづかいは、1か月の平均金額が2,036円で、祖父母からもらう金額は親の約1.5倍であることが、バンダイが2019年5月20日に発表した調査結果より明らかになった。

 小中学生のおこづかいに関する意識調査は、小学1年生から中学3年生の子どもを持つ親(子どもと一緒に回答できる人)900人を対象に実施した。調査期間は4月12日から4月14日。2016年以来3年ぶりの調査となる。

 おこづかいをもらっているか聞いたところ、「もらっている」と回答した割合は、小学生68.0%、中学生90.7%、平均75.6%。このうち、1週間に1回、1か月に1回など定期的におこづかいをもらっていると回答した割合は、小学生34.5%、中学生59.0%、平均42.7%だった。

 定期的にもらっていると回答した子どもに「誰からおこづかいをもらっているか」聞いたところ、「親(父・母)」89.6%、「祖父母」23.2%、「親戚(叔父・叔母)」7.8%、「親・祖父母・親戚以外」4.7%。約4人に1人の子どもが祖父母からおこづかいをもらっていることがわかった。

 定期的にもらうおこづかいの平均金額は、1か月で2,036円。親からもらう平均金額は1,892円、祖父母からもらう平均金額は2,869円で、祖父母からもらう金額は、親の約1.5倍となった。学年別にみると、親からもらう平均金額は小学生1,507円、中学生2,298円、祖父母からもらう平均金額は小学生2,436円、中学生3,500円だった。

 前回の2016年調査と比較すると、全体と親からの平均金額は約200円上昇、祖父母からの平均金額は約800円上昇。相対的に定期的なおこづかいの平均金額が上がっていることが明らかになった。

 おこづかいの使い道は、男女ともに1位は「お菓子やジュースなどの飲食物」で、約6割を占めた。男子は4位「ゲームソフト」や5位「おもちゃ」、7位「アミューズメント施設でゲームをする」といった、遊ぶものに使用している傾向がある。一方、女子は6位「友達にプレゼントを買う」、7位「服・アクセサリーを買う」など、男子とは異なる使い道がみられた。

 学年別にみると、小中学生ともに1位「お菓子やジュースなどの飲食物」、2位「文房具」、3位「マンガ(雑誌・コミック)」。中学生は、4位「外出時の交通費」、5位「映画を観に行く」、6位「外食」など、上位に外出先での使い道がランクインした。

《工藤めぐみ》

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