文科省、国立教員養成大学の事例集…東京学芸大など
文部科学省は2019年5月29日、「国立教員養成大学・学部、大学院、附属学校の改革に関する取組状況について~グッドプラクティスの共有と発信に向けた事例集」をWebサイトに公表した。東京学芸大学、奈良教育大学など、国立教員養成大学の特色ある取組みを紹介している。
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文部科学省
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事例集は、「国立教員養成大学・学部、大学院、附属学校の改革に関する有識者会議報告書」を踏まえ、国立の教員養成大学・学部などから特色ある好事例や先進的な取組みなどについて聞取り、項目ごとにまとめたもの。2018年7月に続き2回目の作成となり、文部科学省では各国立教員養成大学・学部などにおいて、今後の改革に向けた取組みの参考として活用してほしいとしている。
項目は、「国立教員養成大学・学部等全体」「カリキュラム、養成環境」「質の保証、評価」「大学教員」「外部との連携」「教職大学院」「附属学校」の7つ。「今年度は該当なし」とした「大学教員」以外の6項目で、32の事例を取り上げている。
このうち、「国立教員養成大学・学部等全体」では、群馬大学と共同教育学部の開設に向けて検討を続ける宇都宮大学などを掲載。「カリキュラム、養成環境」では映像教材を用いた理系教員養成や現職教員の支援に力を入れる京都教育大学など、「外部との連携」では奈良県教育委員会と協働で高校生版教員養成プログラム「奈良県次世代教員養成塾」を開発した奈良教育大学などの取組みを紹介している。
もっとも多い9大学の事例を取り上げた「附属学校」の項目では、東京学芸大学の附属国際中等教育学校における日本のIB(国際バカロレア)教育の推進拠点としての実践や成果などをまとめている。
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