NTT東日本・コドモン、ICTサービスで幼保施設業務を支援

 NTT東日本福島支店とコドモンは2019年4月1日、エービーシー学苑の運営する認定こども園「さとがおかキンダーガーデン」において、職員の日々の業務負担軽減を目的としたICTサービスの提供を開始した。

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 NTT東日本福島支店とコドモンは2019年4月1日より、エービーシー学苑の運営する認定こども園「さとがおかキンダーガーデン」において、職員の日々の業務負担軽減を目的としたICTサービスを提供している。利用者からは、その効果を実感する声が寄せられている。

 「さとがおかキンダーガーデン」に4月より提供している2社共同のICTサービスでは、コドモンが子育て施設業務支援システム「CoDMON」の提供と利用に関する問合せ対応、NTT東日本福島支店が「CoDMON」の利用において必要となるインターネット回線、Wi-Fiサービス、セキュリティサービスなどICT環境の整備・サービス提供を担当。

 CoDMONのおもな利用シーンは、「スマートフォンアプリを用いた保護者との連絡」「タブレット端末とICカードによる児童の登園時間、および降園時間の管理」「保護者への保育料請求に関する業務(保育料自動計算、請求書自動発行など)」。それぞれ、保護者・職員双方の連絡稼働の軽減、手書きによる手間の削減と混雑解消、請求に伴う事務処理の軽減といった効果が期待できるという。

 利用者の園職員からは、「保護者からの連絡をアプリ経由に変更してからは、忙しい朝の時間帯に電話がほとんど鳴らなくなった。今までは、朝や夕方の電話連絡に対して1~2名の体制で保育士や事務員が対応していたので、その分子どもの保育に集中出来るようになったり、別の仕事をこなすことが可能となった」「PCやタブレットから、その日の登園状況(登園人数・欠席人数・遅刻者の有無等)がすぐに確認できたり、職員同士で共有できるようになったので、とても助かっている」など、効果を実感する声があった。

 さらに、保護者からも「登園状況や園からのお知らせがアプリで通知されるため、情報を見逃すことがなく助かっている」「夫にもアプリをインストールしてもらったところ以前よりも子どもや園の情報が伝わるようになり、より一層育児に協力してもらえるようになった」などの声が寄せられている。

 今後もNTT東日本では、公立・私立を問わず保育園・幼稚園・認定こども園などの幼保施設のICT化を推進し、園の働き方改革や地域社会の子育て課題解決に取り組んでいくとしている。

《桑田あや》

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