埼玉県「こども食堂応援基金」創設…企業・個人からの寄付受付中
埼玉県は2019年6月4日、創設した「こども食堂応援基金」の寄付の募集を開始した。子ども食堂や無料塾、プレーパークなどの多様な「子どもの居場所」の立上げや運営のための資金を支援するため、企業や個人からの寄付を募っている。
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子どもの貧困は、経済的な困窮にとどまらず、多くの人とのつながりや多様な教育、体験の機会を奪い、人生の選択肢を狭めてしまうという。「こども食堂応援基金」は、子ども食堂などの子どもの居場所づくりの支援に役立てる基金として、埼玉県社会福祉協議会に設置。埼玉県内のすべての子どもを対象に、どのような困窮状態にあったとしても、その生活を取り巻く「貧困の連鎖」を解消し、将来の夢や希望をかなえられるようにすることを目的としている。
具体的には、基金を活用し、埼玉県が実施する「こどもの居場所づくりアドバイザー派遣事業」と連携し、子ども食堂や無料塾、プレーパーク(遊び場)などの「子どもの居場所」の立上げや運営のための資金の支援を行う。
基金の財源は企業などの団体や個人からの寄付金。インターネットまたは郵送にて寄付の申込みを行い、専用口座へ寄付金を送金する。基金の詳細、および申込方法は、埼玉県社会福祉協議会Webサイトから確認できる。
なお、埼玉県Webサイトでは、調査結果から作成した県内の「子どもの居場所」リストを掲載。2019年2月28日現在、230か所の「子どもの居場所」があり、そのうち178か所については内容や活動所在、問合先などの詳細も公開している。
《黄金崎綾乃》
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