子ども向けプログラミングツール「Scratch3.0」が動く
2020年度より小学校でプログラミング教育が必修化されることが話題となっている。文部科学省・総務省・経済産業省が連携して立ち上げた未来の学びコンソーシアムによる情報サイト「小学校を中心としたプログラミングポータル」では、Scratch(スクラッチ)を使ったプログラミング教育実施事例が多数紹介されている。
Scratchは、マサチューセッツ工科大学(MIT)メディアラボが開発したビジュアルプログラミング言語。命令が書かれたブロックを組み合わせて、ゲームやアニメーションを自由に作れる。Scratchの最新版として2019年1月2日にリリースされた「Scratch3.0」は、Microsoft Windows 10標準搭載のEdgeで利用できる。
Webページにマーカーや文字を書き込み、保存・共有できる
Webページを見ていて、重要なポイントにマーカーを引いたり、メモを残したりしたいと思ったことはないだろうか? Edgeは、直接Webページにマーカーや文字を記入して、Webノートとして保存・共有することができる。たとえば、子どもが自由研究で調べたWebページにメモを残す、地図に道順を書き込んで友人にSNSで送るといった使い方だ。
なお、EdgeはWebページだけでなく、PDFや電子書籍のファイル形式(ePub)も表示することができる。
音声読み上げ機能
子どもがインターネットで調べものをする際、習っていない漢字が出てくると、そのたびに大人に聞いたり辞書を引いたりして、読むのに時間がかかってしまうことがある。Edgeは右クリックメニューから音声による読み上げ機能を手軽に利用できるので、子どもが習っていない漢字が出てきても読み進めることができる。
そのほか、広告などの学習に関係のない情報を取り除く「読み取りビュー」や、開いている複数のタブをそのまま保存して1クリックで復元する「タブ管理機能」、毎日見るWebページを常にブラウザの左上に置いておく「タブのピン留め機能」などの便利な機能もある。
教育機関のIT管理者にとってのMicrosoft Edge
Edgeはセキュリティーを重視して設計・開発されており、さらにWindows 10と連携してよりセキュアな環境を実現する。SmartScreenフィルターを有効にすれば、フィッシング詐欺サイトや悪意のあるプログラムを含んだWebサイトにアクセスをしたときに、警告メッセージで警戒を促してくれる。
EdgeはWindows 10だけでなく、iOSやAndroid向けも提供されている。iOS版やAndroid版のEdgeと連動させて、スマートフォンで見ているWebの続きをパソコンでも見ることができる。
Microsoft Edgeの詳細
なお近日中には、Mac OSおよび以前のバージョンのWindows向けにも公開される予定だ。