法律を味方に虐待・いじめ撲滅「こども六法」8/20刊行

 弘文堂は2019年8月20日、子どもの日常生活に関わる法律を、小学生向けに、イラストを交えながら、わかりやすい解説を入れた「こども六法」を出版する。価格は1,200円(税別)。

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こども六法
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 弘文堂は2019年8月20日、子どもの日常生活に関わる法律を、小学生向けに、イラストを交えながら、わかりやすい解説を入れた「こども六法」を出版する。価格は1,200円(税別)。

 「こども六法」は大人でも難解な法律を、イラストを交えて誰でも楽しんで読めるように書き直したもの。子ども、友だち、保護者、先生など、誰でも読めて、法律とはどんなものかを知ることができる。

 子どもには、いじめ、児童虐待、性的搾取など、理不尽な危険から守られる権利があり、大人には子どもを守る義務が法律で決められている。子どもが自分の権利を知り、助けてくれる大人にSOSを発信できるよう、また、大人が積極的に問題を解決できるよう、手助けをする1冊だという。

 誕生の経緯は、著者自身が受けたいじめの経験と、六法全書を偶然目にしたときの「当時の自分に法律の知識があれば、自分で自分の身を守れたかもしれない」という衝撃から、慶應義塾大学在学中に本書の原型となる「こども六法」を制作した。さらに、出版化して「すべての教室にこども六法を」という目標を掲げて、「こども六法」プロジェクトを立ち上げ、2018年9月にクラウドファンディングで出版資金の募集を開始し、2か月で334人から179万6,000円を集めた。

 小学校高学年以上の人が読めるように漢字にはすべて、ふりがなをふり、法律のむずかしい用語は、できるだけわかりやすくして、イラスト付きで解説している。

◆こども六法
発行日:2019年8月20日(火)
発行元:弘文堂
著者:山崎聡一郎
イラスト:伊藤ハムスター
判 型:A5判
定価:1,200円(税別)

《鈴木あさり》

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