東京五輪の交通対策、首都高で料金上乗せと夜間割引…9/26まで意見募集

 東京都は2019年8月27日、「東京2020大会における首都高速道路の料金施策に関する方針(案)」を公表し、意見募集を開始した。オリンピック、パラリンピック大会期間中などに首都高で1,000円の料金上乗せと夜間半額割引を導入する。意見は9月26日まで受け付ける。

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 東京都は2019年8月27日、「東京2020大会における首都高速道路の料金施策に関する方針(案)」を公表し、意見募集を開始した。オリンピック、パラリンピック大会期間中などに首都高で1,000円の料金上乗せと夜間半額割引を導入する。意見は9月26日まで受け付ける。

 東京都と東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会、国は、東京2020大会期間中の円滑な大会輸送と経済活動・市民生活の両立を図るため、さまざまな交通対策の検討を進めている。「東京2020大会における首都高速道路の料金施策に関する方針(案)」は、8月26日に国などから示された検討結果をもとに学識経験者らからなる交通輸送技術検討会での議論を踏まえ、東京都と組織委員会が取りまとめた。

 方針案が示す首都高速道路の料金施策案では、夜間半額割引を導入するとともに、料金上乗せ額を1,000円に設定。ETC搭載車両は、夜間割引を全車種・首都高全線を対象に5割引とし、マイカーなどを対象に都内区間で料金を1,000円上乗せする。ETCを搭載していない現金車両に対しては、夜間割引はなく、普通車以下のすべての車種に対して首都高全線の料金を1,000円上乗せする。

 料金上乗せについては、経済活動・都市活動を維持する観点から、中型車以上、タクシーなどの緑ナンバー、自家用小型貨物は対象外車種とする。ほかの交通への転換が困難な公共交通や物流車両、緊急車両などは対象外。障害者や福祉車両も対象外とし、事前登録制とする。ただし、夜間割引については、混雑時間のさらなる分散を図る観点から、現金車を除き、全車種を対象とする。

 料金施策案の適用期間は、2020年7月20日~8月10日、8月25日~9月6日。オリンピック大会、パラリンピック大会の開会式から閉会式までの期間に適用するほか、オリンピック開会式前にも一部競技の実施、練習会場との往復、諸行事の開催などで交通量の増加が見込まれるため、開会式に先立つ4日間(7月20日~23日)も適用。オリンピックの選手や関係者の出国がピークとなる閉会式翌日(8月10日)も適用する。

 料金施策を含めた交通対策の考え方として、東京都などでは「TDM(全体の交通量を低減する交通需要マネジメント)で物流車両を含めた道路交通全体の需要を削減」「夜間割引の導入による交通シフトを促進」「昼間時間帯において、一般道から首都高への転換を抑制するためのマイカーなどに対する料金上乗せ」「交通状況に合わせたTSM(高速道路での流入調整などを行う交通システムマネジメント)の実施」の4点をあげている。

 意見の募集期間は、8月27日から9月26日。郵送・FAX・メールのいずれかで提出する。意見募集や方針案に関する詳細は、東京都や東京都オリンピック・パラリンピック準備局のWebサイトより確認できる。交通輸送技術検討会の資料については、東京都庁第一本庁舎3階北側にある都民情報ルームでも閲覧できる。

◆料金施策(案)の概要
適用期間:2020年7月20日(月)~8月10日(月・祝)、8月25日(火)~9月6日(日)
実施内容:
【ETC搭載車両】夜間割引(全車種、首都高全線、5割引)、料金上乗せ(マイカーなど、都内区間、1,000円)
【現金車両】夜間割引なし、料金上乗せ(普通車以下のすべて、首都高全線、1,000円)

◆「東京2020大会における首都高速道路の料金施策に関する方針(案)」についての意見募集
募集期間:2019年8月27日(火)~9月26日(木)
提出方法:郵送・FAX・メールのいずれかで提出する

《奥山直美》

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