一橋大学を追加指定、指定国立大学法人は7校に
文部科学省は2019年9月5日、指定国立大学法人として、一橋大学を追加指定した。すでに東京大学など6法人が指定されており、指定国立大学法人はこれで7法人となる。国立大学改革の推進役としての役割などが期待される。
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文部科学省
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
指定国立大学法人制度は、日本の大学における教育研究水準の向上とイノベーション創出を図るため、世界最高水準の教育研究活動の展開が相当程度見込まれる国立大学法人を指定国立大学法人として指定する制度。指定国立大学法人には、研究成果を活用する事業者への出資などが認められている。
第3期中期目標期間(2016年度~2021年度)の指定に関する公募は、2016年11月30日から2017年3月31日まで行われ、7法人が申請。文部科学大臣が2017年6月30日付で東北大学、東京大学、京都大学、2018年3月20日付で東京工業大学と名古屋大学、2018年10月23日付で大阪大学を指定国立大学法人として指定している。
今回、一橋大学から構想の充実・高度化に関する資料が提出され、指定国立大学法人部会が内容を確認。2019年9月5日付で指定国立大学法人として指定した。これで申請があった7法人すべてが指定国立大学法人となった。
一橋大学は、「経済学」「経営学」「会計学・ファイナンス」「政治学・国際関係」という戦略的重点化領域を設定し、新規教員を重点的に配置するなど、研究力強化のための具体的な戦略を策定。社会科学高等研究院(HIAS)を中核として分野横断的な研究センターを新設するなどの取組みが期待されている。
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