プログラミング教育の実施、予算・IT環境・時間が不足
今後小中高校で必修・高度化されるプログラミング教育について、半数以上の教員が「予算が足りない」「IT環境が整備されていない」「授業時間数が足りない」と感じていることが、レゴエデュケーションが発表した調査結果より明らかになった。
教育ICT
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「プログラミング教育に関する調査」は、レゴエデュケーションが2019年8月7日に東京、8月9日に大阪で開催したイベント「レゴエデュケーション カンファレンス2019」に出席した小学校から大学までの教員、教育委員会の職員を対象に行われたもの。286名から回答を得た。
プログラミング教育の導入について、全体の42%が「すでにプログラミング教育に取り組んでいる」と回答。「導入準備に取りかかっている」37%と合わせると、約8割がプログラミング教育を導入中もしくは導入準備中であることがわかった。小学校の教員に限定すると、「すでにプログラミング教育に取り組んでいる」37%、「導入準備に取りかかっている」42%。一方、「まだ準備が進んでいない」は全体の14%、小学校では15%だった。
また、プログラミング教育についての生徒の反応を聞いたところ、「楽しみにしている」「興味を示している」という前向きな回答が全体の89%を占めた。
導入の進捗具合に関わらず、プログラミング教育で力を入れたい点は、「楽しく取り組めること」75%、「論理的な思考や客観的な思考を養うこと」72%、「試行錯誤と成功体験を味わわせること」70%が多かった。授業を通して生徒に身に付けてほしいこと(期待する変化)は、「論理的な考え方」62%、「積極的に物事に取り組む姿勢」57%、「失敗を恐れずにチャレンジすること」57%が上位3項目となった。
このような目的を達成するためにもっとも必要なものは、「十分な学習教材」33%が最多。ついで、「体験型の授業」30%、「十分な授業時間」14%など。困っていることは、「予算が足りない」62%、「IT環境が整備されていない」56%、「授業時間数が足りない」54%といずれも半数以上が回答。「情報が足りない」「教員が足りない」という回答も3割以上あった。
米国の調査機関ハリス・ポール(Harris Insights & Analytics)が4月に発表したグローバルでの学習自信度調査でも、91%の教師が「体験型の授業が重要」と考えているものの、「授業時間の不足」66%、「カリキュラムの制限」54%、「リソース(人材、教材)不足」35%、「予算不足」33%が問題点にあがっている。2つの調査結果が類似していることから、現場の教員が抱える問題はグローバルで共通のものであることが推察される。
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