東京都中学校英語スピーキングテスト、11-12月にプレテスト
東京都教育委員会は2019年10月31日、「民間資格・検定試験を活用した東京都中学校英語スピーキングテスト(仮称)」事業について、ベネッセコーポレーションと基本協定を締結した。2021年度以降の実施に向けて11、12月にはプレテストを実施する。
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東京都教育委員会では、2018年4月に「英語『話すこと』の評価に関する検討委員会」を設置し、東京都立高校入試におけるスピーキング技能の評価などについて検討のうえ、民間資格・検定試験を活用した「東京都中学校英語スピーキングテスト(仮称)」の実施を決めている。
10月31日には、ベネッセコーポレーションと協定を締結。事業で実施するスピーキングテストの名称が「中学校英語スピーキングテスト Supported by GTEC」であることを確認した。
スピーキングテストは原則として、2021年度(令和3年度)に実施される2022年度(令和4年度)都立高校入試において、テスト結果を活用予定。2021年度以降には、都内公立中学校の全3年生約8万人および都立高校入試受検予定者がテストを受けることになる。
本格運用に向け、2019年度は都内公立中学校77校に在籍する3年生約8,000人を対象にプレテストを行う。対象校は、都内全区市町村から各1校以上を選定。11月7日から12月21日までの間、各校1回実施する。
プレテストの出題範囲は、中学校学習指導要領外国語編(2008年9月)第2章第2節英語における「話すこと」に係る内容。テスト専用のタブレット端末・イヤホンマイク・防音用イヤーマフの3点を使用し、各校の普通教室や特別教室など(一部の実施校は在籍中学校以外の外部施設)で実施する。解答音声を録音する方法を採用するため、インターネットへの接続は不要。採点結果は生徒や各実施校へ送付する。試験の問題や正答例などは12月末をめどに公表する。
プレテスト実施後は、結果を踏まえて実施体制などを検討し、2019年度中に検証結果を取りまとめる。さらに2020年度には、都内公立中学校の全3年生約8万人を対象に確認プレテストを実施する。
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