クックパッド×東北芸術工科大、産学連携で幼児向け絵本共同制作

 クックパッドは2019年11月6日、食育絵本が毎月1冊届くサービス「おりょうりえほん」の新たな取組みとして、東北芸術工科大学グラフィックデザイン学科との産学連携を開始し、遊びから食が学べる絵本を共同制作すると発表した。

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クックパッド×東北芸術工科大、産学連携で幼児向け絵本共同制作
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 クックパッドは2019年11月6日、食育絵本が毎月1冊届くサービス「おりょうりえほん」の新たな取組みとして、東北芸術工科大学グラフィックデザイン学科との産学連携を開始し、遊びから食が学べる絵本を共同制作すると発表した。

 「おりょうりえほん」は、クックパッドが監修する食育絵本が毎月1冊、月額500円(税別)で自宅に届くサービス。子どもを持つ家庭で日常的に行われている絵本の読み聞かせを、食育に置き換えることができる。子どものころから食や料理への興味を育み、健康的な心身を育む土台をつくることを目指している。

 東北芸術工科大学グラフィックデザイン学科は、「遊び・学びの新たなデザイン」というテーマで授業を展開。デザインの力を通じて遊び・学びの新たな体験をつくることに取り組んでいる。また、東北芸術工科大学に併設されている認定こども園「こども芸術大学」で、普段から子どもたちに制作した作品で遊んでもらいながら検証することで実践的な学びを深めている。

 クックパッド「おりょうりえほん」では、5日間で絵本のアイデア発案から、実際の読者を想定した仮説検証までを行う、デザインスプリントのフレームワークを取り入れて絵本制作をしている。今回は、学生向けにアレンジしたデザインスプリントをグラフィックデザイン学科3年生対象の授業「イラストレーション」に取り入れて、絵本の共同制作に取り組む。最終的に、講義参加学生15名のアイデアから2冊の絵本を制作し、2020年2月ごろに全国の「おりょうりえほん」ユーザーに届ける予定だという。

 クックパッド「おりょうりえほん」のプロジェクトリーダー小宇根佳奈氏は、「学生ならではの柔軟な発想力を活かすべく、調理工程の紹介にこだわらず、子どもが料理したくなるようなストーリーづくりにチャレンジしてもらいたいと思っています。我々社会人や、子を持つ親では思いつかないようなストーリーで、楽しく食育のメッセージも伝えられる絵本が完成することを期待しています」とコメントしている。

《外岡紘代》

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