TOEIC国別平均スコア、日本はスピーキング111点で26位

 国際ビジネスコミュニケーション協会(IIBC)は2019年11月19日、2018年の世界におけるTOEIC Speaking & Writing Tests(TOEIC S&W)の受験者スコアと受験者へのアンケート結果を公表した。日本の平均スコアは、スピーキング111点、ライティング130点。

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 国際ビジネスコミュニケーション協会(IIBC)は2019年11月19日、2018年の世界におけるTOEIC Speaking & Writing Tests(TOEIC S&W)の受験者スコアと受験者へのアンケート結果を公表した。日本の平均スコアは、スピーキング111点、ライティング130点。

 TOEIC スピーキングテスト受験者の学歴は、「大学卒または大学在学中」73%が最多。専攻は「工学」39%がもっとも多く、「教養学」19%、「経営学」15%など。就業者の業種は「製造業」38%、「サービス業」24%が多かった。「6年以上の英語学習経験有」が84%で、47%が英語でのやりとりに「時々苦労する」と回答している。もっとも頻繁に使用する英語技能は、23%が「リスニングとスピーキング」を選択した。英語圏滞在目的は「旅行」38%、「語学プログラムへの参加」28%など。受験目的は「就職活動のため」51%、「昇進・昇格のため」21%だった。

 TOEIC ライティングテスト受験者の学歴は、「大学卒または大学在学中」58%がもっとも多かった。専攻は「教養学」27%が最多、「工学」21%、「経営学」18%など。就業者の業種は「サービス業」31%、「製造業」25%。「6年以上の英語学習経験有」が77%で、43%が英語でのやりとりに「時々苦労する」と回答している。「6か月以上の英語圏滞在経験者」は23%。英語圏滞在目的は、「進学のため・語学プログラム参加のため」50%、「学習のため」27%、「就職活動のため」26%、「卒業に必要なため」20%。

 国・地域別スコアは、50名以上の受験者がいる国について集計している。スピーキングの日本の平均スコアは111点。地域別平均スコアは、南米→ヨーロッパ→アジア→北米(含メキシコ)→オセアニアの順に高い。ライティングの日本の平均スコアは130点。地域別平均スコアは、ヨーロッパ→北米→南米→アジア→オセアニアの順に高かった。

 国別平均スコアがもっとも高いのは「ハンガリー(スピーキング166点、ライティング179点)」で、スピーキング・ライティングともに1位。「アルゼンチン(スピーキング162点、ライティング171点)」が2位だった。日本はスピーキング 26位・ライティング25位。

 Webサイトでは、スピーキング・ライティングセクション別の平均スコアや属性別の平均スコアを掲載したレポート「2018 Report on Test Takers Worldwide: TOEIC Speaking & Writing Tests」も掲載されている。

《外岡紘代》

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