保護者が考える小学生の得意・苦手教科、算数は二極化傾向

 小学館集英社プロダクション(ShoPro)が小学生の子どもを持つ保護者を対象に実施したアンケート調査によると、保護者が考える子どもの得意・苦手教科について、「算数」は得意・苦手のいずれも上位にランクインしており、二極化傾向にあることがわかった。

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保護者が考える子どもの得意・苦手教科
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 小学館集英社プロダクション(ShoPro)が小学生の子どもを持つ保護者を対象に実施したアンケート調査によると、保護者が考える子どもの得意・苦手教科について、「算数」は得意・苦手のいずれも上位にランクインしており、二極化傾向にあることがわかった。

 調査は、全国の小学1年生~6年生の子どもを持つ保護者330名を対象に実施したもの。スクリーニング調査は2019年10月9日~12日、本調査は10月18日~20日に行われた。

 保護者が自分の子どもの得意教科と考えているのは「図画工作」51.6%が最多。ついで「算数」50.8%だった。一方、苦手教科と考えているのは「算数」30.0%がもっとも多く、「国語」28.3%が続いた。「算数」は得意・苦手の二極化傾向にあり、小学生の苦手意識が強いのは「算数」「国語」といった主要教科であることがわかった。また、苦手教科に対する対策について、「算数」「国語」をはじめとするすべての教科において「特に何もしていない」がトップだった。

 これからの教育で基礎学力に加えて、それらを「活用する力(思考力・判断力・表現力)」が重視されることを知っている保護者は46.7%。しかし、内容まで理解している保護者は16.4%にとどまった。

 小学校教育の中で「活用する力」を育む教育を「必要」だと考えている保護者は80.3%にのぼる。「活用する力」を高める活動を始めるのが良いと考える時期は、「小学3・4年生」26.4%が最多。「幼児期(小学校入学前)」「小学1・2年生」が各24.2%で、幼児期から小学3・4年生までが74.8%を占めた。

《外岡紘代》

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