難易度はいずれも昨年との比較で示されており、表では難化は赤、易化は青に色分けした。詳細情報については、各予備校のWebサイトを参照していただきたい。
なお、分析未対応の科目は「ー」、記事作成時に難易度が掲載されていない科目は空欄とした。
「物理基礎」は、東進のみ「やや難化」でそのほかは「昨年並み」。「化学基礎」は河合塾のみ「昨年並み」でそのほかは「やや易化」。「生物基礎」はベネッセ・駿台が「やや難化」でそのほかは「昨年並み」とした。
「地学基礎」は東進、河合塾が「昨年並み」、ベネッセ・駿台が「やや易化」、代々木ゼミナールが「やや難化」と割れた。代々木ゼミナールは「やや難化。6択問題が1題減少した一方、図や文章の読み取りの量が増加し、考察に時間を要する問題もあった。また、問題文の指示などを注意深く読み取らないと失点する問題もあった。時間や空間のスケールを問う問題が多く、地学的な現象の空間スケールやできごとの時間スケールを普段から意識しているかどうかで解答に要する時間が変わったと思われる。」とし、ベネッセ・駿台は「昨年は出題がなかった災害に関する問題が第4問として出題された。また、昨年に引き続き図に関連した設問が半数以上を占めた。風向・風力を表す矢羽やハザードマップは現行課程で初めての出題であった。全体的に基本的な問題が多く、昨年よりやや易化。」と分析した。
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