スタディプラス、7億円調達…引受先にZ会グループら

 スタディプラスは2020年1月17日、RFIアドバイザーズが運営するファンドを中心に複数のベンチャーキャピタル、教育系事業会社、一般事業会社、個人投資家を引受先とする第三者割当増資(シリーズCラウンド)により、総額約7億円の資金調達を実施した。

教育ICT その他
スタディプラス
スタディプラス 全 2 枚 拡大写真
 スタディプラスは2020年1月17日、RFIアドバイザーズが運営するファンドを中心に複数のベンチャーキャピタル、教育系事業会社、一般事業会社、個人投資家を引受先とする第三者割当増資(シリーズCラウンド)により、総額約7億円の資金調達を実施した。

 スタディプラスは、学習管理SNS「Studyplus」、教育事業者向け学習管理プラットフォーム「Studyplus for School」、電子参考書サブスクリプションサービス「ポルト」を提供している。今回の資金調達は、2019年9月に提供を開始した「ポルト」のサービス拡充や、「Studyplus」「Studyplus for School」を通じたユーザー、クライアント企業の課題解決を加速するための開発・運営体制の強化に投資する予定。

 おもな引受先は、増進会ホールディングス(Z会グループ)や旺文社ベンチャーズを運営者とする旺文社イノベーションファンド1号投資事業有限責任組合、新興出版社啓林館など。今回を含む累計での資金調達額は総額約17億円となる。

 Z会グループは2019年2月4日、スタディプラスとの間で業務提携契約を締結。すでにZ会において、高3生・高卒生のZ会通信教育会員を対象として「Studyplus for School」を導入しているが、今回の資本参加を機に、今後さらなる連携者数拡大、受験生への効果的な学習サポートへの活用、Z会グループ各社の展開する教室事業などへの連携・活用を推進していきたいとしている。

 電子参考書サブスクリプションサービス「ポルト」についても、Z会ソリューションズが発刊する、受験生に人気の定番書籍「速読英単語 必修編」のコンテンツを提供するなど、学習者の利便性向上を推進しているところだという。

《外岡紘代》

【注目の記事】

この記事の写真

/

特集