埼玉県、55歳以上対象「大学開放授業講座」受講者募集

 埼玉県は2020年2月1日より、55歳以上を対象とした大学開放授業講座の2020年度前期受講生を募集する。今回は21大学が約200科目を開放。受講希望者は、各大学が指定する締切日までに申し込むこと。

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 埼玉県は2020年2月1日より、55歳以上を対象とした大学開放授業講座の2020年度前期受講生を募集する。今回は21大学が約200科目を開放。受講希望者は、各大学が指定する締切日までに申し込むこと。

 埼玉県では2006年度より、県内在住の55歳以上を対象に、生活の充実や社会参加のきっかけづくりとしてもらうことを目的として、一般の学生と一緒に学べる大学の開放授業講座を実施している。受講者数はのべ7,025人(年間700人程度)。

 今回は、21の大学から約200科目のさまざまな分野の授業を開放する。実施大学とおもな科目は、埼玉県立大学による「ソーシャルワーク論」「看護論理」など4科目、文教大学による「生きがい論」「国際理解教育」など4科目、東京電機大学による「量子化学」「法学」など31科目、埼玉大学による「経営管理論」など。授業回数は15回程度。

 対象者は、県内在住で1965年(昭和40年)4月1日以前に生まれた者。授業は各大学のキャンパスで行われる。原則として、公共交通機関やスクールバスにより通学すること。参加には、各大学の定める受講料が必要(各科目1万円程度)。単位は認定されない。

 受講希望者は、埼玉県Webサイトの募集案内で実施内容を確認のうえ、各大学が指定する申込方法により直接申し込むこと。申込期間は、2月1日から各大学が指定する締切日まで。なお、募集案内冊子は県高齢者福祉課、各市町村高齢者福祉担当課、各大学、彩の国いきがい大学などで、2月以降順次配布する。

◆大学開放授業講座
会場:各大学のキャンパス
対象:埼玉県内在住で1965年(昭和40年)4月1日以前に生まれた者
受講料:各大学の定める受講料が必要(各科目1万円程度)
申込:埼玉県Webサイトの募集案内で実施内容(申込方法・期限、授業科目、受講料など)を確認のうえ、各大学に申し込む
実施大学とおもな科目:
・聖学院大学(上尾市)精神保健福祉援助技術総論、アメリカ文化学研究など14科目
・日本薬科大学(伊奈町)疾病と治療薬、医薬品の適正使用など11科目
・尚美学園大学(川越市)クラシック音楽、人間と色彩など8科目
・東京国際大学(川越市)製品ブランド論、国際資源論
・東邦音楽大学(川越市)音楽文化論、作品研究(管弦楽)など7科目
・ものつくり大学(行田市)品質管理、環境科学など5科目
・埼玉県立大学(越谷市)ソーシャルワーク論、看護論理など4科目
・文教大学(越谷市)生きがい論、国際理解教育など4科目
・埼玉大学(さいたま市桜区)経営管理論
・浦和大学(さいたま市緑区)経営管理論
・城西大学(坂戸市)観光マネジメント入門、中国語など23科目
・西武文理大学(狭山市)国際関係、中小企業論など6科目
・十文字学園女子大学(新座市)ボランティアコーディネーション、日本語学入門など26科目
・東京電機大学(鳩山町)量子化学、法学など31科目
・埼玉工業大学(深谷市)機械工学概論、仏教の歴史と思想など10科目
・東都大学(深谷市)臨床哲学、フランス語など4科目
・文京学院大学(ふじみ野市)保健医療サービス、エイジングの心理学など7科目
・日本工業大学(宮代町)機械加工、日本建築史など5科目
・淑徳大学(三芳町)観光地理国内、日本経済論など15科目
・武蔵丘短期大学(吉見町)英語コミュニケーション
・日本社会事業大学(東京都清瀬市)老人福祉論、心理学など11科目

《桑田あや》

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