NEC、GIGAスクール構想の実現を推進…デジタル教材提供も
NECは2020年2月17日、GIGAスクール構想の実現に向けて、PCなどの学習者用端末と校内の通信ネットワークといったICT環境の整備を進めていくと発表。同時に、4月より提供開始するNEC教育クラウド「Open Platform for Education」を通じて、デジタル教材を提供する。
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NECは、これまで文教市場で蓄積してきた実績をもとに、文部科学省「新時代の学びを支える先端技術活用推進方策」に基づく学習者用端末、通信ネットワーク、教育プラットフォームを通じたデジタル教材・サービスを一体的に提供していく。
学習者用端末は、GIGAスクール構想で示された具体的モデルに準拠した端末を新たに追加し、ラインアップを拡大。OUTカメラ搭載やWiFiモデルに加え、LTEモデルも用意した「NEC Chromebook Y2」およびWindows10搭載の「VersaPro Eシリーズ」など、教育現場のニーズに合わせてより柔軟に対応する。希望小売価格はいずれもオープン価格。出荷開始予定日は「Chromebook Y2」が6月下旬、「VersaPro Eシリーズ タイプVR」が10月下旬。
高品質な校内LANの整備を進め、全教室で全児童生徒が一斉に端末を利用する際でも、ストレスなく「快適・公平・安全」に通信ネットワークを利用できる環境を構築するため、ネットワーク製品群として、「UNIVERGE」などから拠点ルータ、基幹スイッチ、フロアスイッチ、無線LANアクセスポイントを提供。これらの製品群はNECプラットフォームズが提供する無料のクラウド型統合管理サービス「NetMeister(ネットマイスター)」を利用することで、各校のネットワーク機器をクラウド上から一元的に管理することが可能であり、運用者の負荷を軽減する。
さらに、1人1台整備される学習者用端末を有効に活用するため、新たにすららネット、ジョイズ、ロジカ・エデュケーションと提携し、4月より提供開始するNEC教育クラウド「Open Platform for Education」を通じて、デジタル教材を配信していく。AIを活用した個別最適化ドリル教材「ピタドリ」、AIを活用した英会話アプリ「TerraTalk」、プログラミング教材「ロジカ式 for SCHOOL」などを提供予定。ICTを活用した教育をまずは体験してもらうため、2020年度に限り無償で提供する。また、2019年度より紙の教科書との併用が認められたデジタル教科書についても4月より順次提供していく。
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