ボールを使って楽しみながら漢字学習「漢検ボール」

 日本漢字能力検定協会と世界ゆるスポーツ協会は、漢字学習スポーツ「漢検ボール」を共同開発した。特設Webサイトでは、漢検準1級を持つ声優 雨宮天氏の音声による練習用動画などを公開している。今後は、全国の中学校、高校に呼びかけ、体験会などを実施するという。

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漢検ボール
漢検ボール 全 13 枚 拡大写真
 日本漢字能力検定協会と世界ゆるスポーツ協会は、漢字学習スポーツ「漢検ボール」を共同開発した。特設Webサイトでは、漢検準1級を持つ声優 雨宮天氏の音声による練習用動画などを公開している。今後は、全国の中学校、高校に呼びかけ、体験会などを実施するという。

 漢検ボールは、ボールを使って楽しみながら漢字学習ができるチームスポーツ。記憶の定着にも効果が期待できる「音読」に注目し、出題される漢字を読みながらボールを前線へと運び、ゴールを目指す。

 チームは漢字プレイヤー5人とパネラー1人の計6人で構成。パネラーは「漢字パネル」を持ち、ボールを持っている漢字プレイヤーは味方の「漢字パネル」の漢字を読んで、漢字の読み仮名の数だけ前進する。1つの漢字を読み終えたら味方にボールをパスする。パスをつなぎながらゴールラインを越えたら1点獲得できる。

 漢字の読み方がわからない場合は後方の味方にパスをすることができるが、3秒以上ボールを保有すると「未漢字」というファウルで相手ボールになる。プレイするメンバーに応じて「漢字レベル(級)」を選んでプレイできる。

 漢検ボールの特設Webサイトでは、級に応じた練習問題を配信。ダウンロードして出力すれば、実際に漢検ボールをプレイする際にも使うことができる。また、音声付き練習動画として、漢検準1級を持つ声優 雨宮天氏の音声による練習用動画も配信している。

 書道アーティストの原愛梨氏の書を使った2種類のPR動画も配信されている。PR動画では、漢字で構成された「ボール」や「プレイヤー」が「漢検ボール」をプレイしている。

 漢検ボールは、東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会が推進する「東京2020応援プログラム(スポーツ・健康)」に認証されている。また、内閣官房東京オリンピック競技大会・東京パラリンピック競技大会推進本部事務局運営の「beyond2020プログラム」としての認定も受けている。

 今後は、全国の中学校、高校に呼びかけ、体験会などを実施する。2020年5月16日に開催予定の「ゆるスポーツランド2020」でも、漢検ボールが体験できる予定。

《外岡紘代》

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