臨時休校、低学年のいる家庭「子どもだけで留守番」34.9%

 母親向け動画メディア「mama+(ママタス)」が実施した、新型コロナウイルス防止に伴う休校措置についてのアンケートによると、小学校低学年の子どもを持つ有職女性の34.9%が、休校中は「子どもだけで留守番」すると回答したことがわかった。

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小学校低学年(1~3年)の子どもの臨時休校対応について
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 母親向け動画メディア「mama+(ママタス)」が実施した、新型コロナウイルス防止に伴う休校措置についてのアンケートによると、小学校低学年の子どもを持つ有職女性の34.9%が、休校中は「子どもだけで留守番」すると回答したことがわかった。

 アンケートは、C Channelが運営する母親向け動画メディア「mama+」の、母親を調査する「mamatas labo(ママタスラボ)」が2020年3月1日と2日、子どものいる女性1,388人を対象に行った。

 「新型コロナウイルス対策による臨時休校を評価するか」との質問の回答は、「評価する」21.0%、「一部不満はあるが評価する」58.9%、「評価しない」20.1%で、「遅いけど、賛成」「流行っていない県ではすべきではない」「子どもの安全が一番」「急すぎて困る」 といった意見が見られた。

 子どもが臨時休校と回答した有職女性459人に、「臨時休校にどのように対処する予定か」を複数選択可で質問したところ、「子どもだけで留守番」がもっとも多く43.8%だった。ついで「子どもを預ける」41.0%、「仕事を休む」22.9%、「テレワーク」2.2%、「その他」17.8%となった。

 さらに、預けると回答した188人に預け先を聞いたところ、「祖父母・親戚」48.4%、「学童」37.2%、「学校など今回特別措置の公共の場所」5.3%、「ママ友・子どもの友人宅」2.1%、「有償施設」1.1%、「その他」4.9%だった。

 臨時休校への対応について、子どもが小学校低学年(1~3年)で臨時休校となった有職女性304人の回答に限ると、「子どもを預ける」が53.0%でもっとも多く、「子どもだけで留守番」34.9%、「仕事を休む」27.0%、「テレワーク」2.3%、「その他」16.8%と続いた。

 「子どもだけで留守番」と回答した106人の理由については、「預け先がないから」が59.4%でもっとも多く、「子どもだけで大丈夫だから」31.1%、「その他」9.4%だった。

 「子どもだけで留守番」とした母親も、留守番について21.7%が「とても不安」、73.6%が「たぶん大丈夫だが、不安がある」と95%以上が「不安がある」と回答した。

 臨時休校の子どもへの影響を心配する母親も多く、有職女性459人に「子どもの精神状態」について質問したところ、「とても不安」36.2%、 「少し不安」43.6% と回答し、約8割の母親が不安を感じていた。「子どもの勉強など今後の負担」についても、「とても不安」66.4% 、「少し不安」26.4%となり、不安に感じる母親は9割以上だった。

《勝田綾》

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