4月から東京都受動喫煙防止条例施行…小中高生向け禁煙教育副教材配布

 東京都 福祉保健局は2020年3月12日、学校の保健体育の授業等で、喫煙や受動喫煙が健康に及ぼす悪影響について正しい知識を普及できるよう、禁煙教育副教材「健康な未来を決めるのは誰?たばこの“恐ろしさ”を知りましょう」を作成したことを発表した。

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 東京都では、たばこによる健康への悪影響の未然防止を目的として、未成年者の喫煙防止のための普及啓発に取り組んでいる。2020年3月12日、学校の保健体育の授業などでの使用を想定した禁煙教育副教材「健康な未来を決めるのは誰?たばこの“恐ろしさ”を知りましょう」を校種別に作成したと発表した。

 令和2年(2020年)4月1日から全面施行される東京都受動喫煙防止条例では、都の責務として、「喫煙及び受動喫煙が健康に及ぼす悪影響について、意識の啓発や教育を通じた正しい知識の普及により、都民の理解を促進するように努めなければならない。」と規定。その一環として、学校の保健体育の授業などで、喫煙や受動喫煙が健康に及ぼす悪影響について正しい知識を普及できるよう、禁煙教育副教材「健康な未来を決めるのは誰?たばこの“恐ろしさ”を知りましょう」を校種別に作成した。

 禁煙教育副教材「健康な未来を決めるのは誰?たばこの“恐ろしさ”を知りましょう」のおもな内容は「たばこってどんなもの?(たばこの成分や体への悪影響)」「一度吸うとやめられないたばこ、『なぜ?』(たばこに含まれるニコチンの依存性)」「なぜ若いうちからたばこを吸ってはいけないの?(成長期に特に身体に悪影響がある根拠)」など。小学生、中学生、高校生それぞれの習熟度に合わせたわかりやすい内容になっている。

 「小学生版」「中学生版」「高校生版」いずれも各8ページ。それぞれ、小学6年生、中学2年生、高校1年生に3月12以降順次配布する。また、同教材の電子データは、福祉保健局ホームページ「とうきょう健康ステーション」に3月16日以降掲載予定。

《田口さとみ》

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