休校による子どもの勉強不足、約9割の保護者「心配」

 新型コロナウイルス感染症対策のための休校について、約9割の保護者が子どもの勉強不足を心配していることが、全国学習塾協会が2020年3月14日に発表した調査結果より明らかになった。子どもの生活リズムの乱れについても、9割近くの保護者が不安に感じている。

教育・受験 保護者
子どもの生活リズムが崩れることに心配があるか
子どもの生活リズムが崩れることに心配があるか 全 6 枚 拡大写真
 新型コロナウイルス感染症対策のための休校について、約9割の保護者が子どもの勉強不足を心配していることが、全国学習塾協会が2020年3月14日に発表した調査結果より明らかになった。子どもの生活リズムの乱れについても、9割近くの保護者が不安に感じている。

 学校休校に関する保護者アンケートは、子どもを塾に通わせる保護者3万6,171人を対象に実施したもの。調査期間は3月11日午後4時~3月14日午後5時まで。

 新型コロナウイルス感染症対策のための休校により、子どもの生活リズムが崩れることに「とても不安がある」43.2%、「やや不安がある」43.7%と、合わせて86.9%が不安に感じていた。

 子どもの精神面について、「とても心配している」21.3%、「やや心配している」46.3%。衛生面については、「とても気を付けている」42.6%、「やや気を付けている」53.2%と、子どもの衛生管理は95.8%の保護者が気を付けていた。

 休校により子どもが勉強不足になることを、「とても心配している」55.8%、「やや心配している」33.6%と、約9割の保護者が子どもの勉強不足を心配していた。子どもの学習時間が減ったかという質問には、「とてもそう思う」56.2%、「ややそう思う」29.1%と、合わせて85.3%が学習時間の減少を感じていた。

 感染防止対策が行き届いている前提で、学習塾で勉強させたいかを聞いたところ、「とてもそう思う」53.3%、「ややそう思う」34.4%と、合わせて87.7%の保護者が学習塾で勉強させることに肯定的だった。

《外岡紘代》

【注目の記事】

この記事の写真

/

特集