Skyの学習活動ソフトウェア・端末支援Webシステム、6月発売

 Skyは2020年6月、学習活動ソフトウェアとして、コンピューター教室での学習活動をサポートする「SKYMENU Pro 2020」とタブレット端末に対応した「SKYMENU Class 2020」を発売予定。あわせて、学習活動端末支援Webシステム「SKYMENU Cloud」も発売する。

教育ICT 先生
コンピューター教室での学習活動をサポートする学習活動ソフトウェア「SKYMENU Pro 2020」
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 Skyは2020年6月、学習活動ソフトウェアとして、コンピューター教室での学習活動をサポートする「SKYMENU Pro 2020」とタブレット端末に対応した「SKYMENU Class 2020」を発売予定。あわせて、学習活動端末支援Webシステム「SKYMENU Cloud」も発売する。

 「SKYMENU Pro 2020(スカイメニュープロ 2020)」は、コンピューター教室において高速で安定したネットワークに接続し、豊富なコンテンツとデータ管理のできる1人1台のコンピューターを活用した主体的な学びと、正解のない課題に向かって対話的・協働的に解決していく新たな学びを目指した学習活動をサポート。教員機から学習者機をさまざまにコントロールできる機能や、ユーザーIDやパスワードなどユーザー情報の登録・変更・削除を簡単に行う機能を備える。職員室や普通教室、特別教室など、さまざまな場所に設置されたコンピューターを、離れた場所から確認・操作できるほか、校内ネットワークを安心して使うための機能もあるという。

 また、新機能として、考えの揺れ動きを可視化する「ポジショニング」機能を搭載。子どもたちは、与えられた課題に対する自分の考え(立ち位置=ポジショニング)について、マーカーを配置することで示す。マーカーは、考えの変化に応じて何度でも再配置でき、その変容の過程が自動的に記録される。これらの機能により、児童生徒ひとりひとりの状況に応じた学習活動を実現する。

 「SKYMENU Class 2020(スカイメニュークラス 2020)」は、SKYMENUがマルチOSに対応したソフトウェアで、各端末に搭載されているブラウザーで動作する。ブラウザー上で動作する機能を拡充し、各機能を呼び出したりファイルにアクセスしたりするための「マイページ」を用意。「SKYMENU Pro 2020」と同様、新機能であるポジショニングも備えており、これらの機能は端末の種類を問わず活用できるという。

 「SKYMENU Pro」と「SKYMENU Class」は、あわせて利用することが可能。「SKYMENU Pro」で利用しているサーバーがあれば、新たにサーバーを構築する必要がなく、運用・メンテナンスの手間を軽減することができる。ユーザー情報をそのまま利用することや、コンピューター教室で作成したデータを普通教室で利用することも可能となっている。

 そのほか、政府の「クラウド・バイ・デフォルト原則」に沿った学習活動端末支援Webシステム「SKYMENU Cloud(スカイメニュークラウド)」も同月に発売。学校や教育センターへのサーバーの設置が不要、ソフトウェアのインストールが不要、従来の「SKYMENU」と同様の操作性という3つのメリットを備えている。

 搭載機能は、マイページ(授業の開始/終了、一覧表示、教材・作品など)、カメラ活用(静止画・動画撮影、QRコードの読取り)、電子連絡板、発表ノート(配付、提出、回収、グループワーク)、ポジショニングなどを予定。なお、「SKYMENU Cloud」は、ブラウザー上での動作を前提としているため、SKYMENU ProおよびSKYMENU Classとは搭載機能が異なる。また、同一名称の機能であっても一部仕様が異なる場合があるという。

 価格はいずれもオープン価格。全国の文教関係のメーカーおよび販売代理店を通して、おもに小学校、中学校、高等学校、大学などを対象に販売する。それぞれの機能・動作環境などの詳細は、SkyのWebサイトまで。

《黄金崎綾乃》

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