遠隔授業やオンライン課題など、諸外国での休校対策

 2020年3月以降、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、地域によっては休校措置が取られ、7都府県への緊急事態宣言の発令以降、その期間はさらに延長されている。保護者としては、休校期間中の学習について不安に思うところだろう。

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 2020年3月以降、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、地域によっては休校措置が取られ、7都府県への緊急事態宣言の発令以降、その期間はさらに延長されている。保護者としては、休校期間中の学習について不安に思うところだろう。

 諸外国ではどのような休校対策が取られているのだろうか。ドバイ、バンガロール(ベンガルール)、カリフォルニアでの学習支援や家庭での過ごし方について、現地の情報を紹介する。

アラブ首長国連邦のドバイでは



 ドバイでは、2020年3月8日より休校措置が取られ、現時点で休校期間は学期が終了する6月末までとなっている。そのまま夏休みに入り、9月から新学年となる。人口の約9割が外国人で、駐在員家庭の子どもの多くが通うインターナショナルスクールでは、小学4年生からノートPCまたはタブレットを授業で使うため、もともと全員が持っている。

 通常時も、宿題の提出や補習教材などの提供はクラウド上で行われていたが、休校中はこれに加え、オンラインで授業が行われている。外出ができない子どもの運動不足解消には、室内でストレッチやエクササイズを行うなど工夫している家庭も多い。

インドのバンガロール(ベンガルール)では



 ムンバイ、コルカタなどにつぐ大都市で、「インドのシリコンバレー」と呼ばれるバンガロール(ベンガルール)。現地の小中学校は、2020年3月27日以降休校となっている。通常だと5月に新学期が始まるが、今学期は休校となり、そのまま夏休みに入る。

 従来はオンラインでの課題提出などを行っていなかったが、4月からオンラインでの授業、課題の提示や提出を始めた学校もある。家庭では、ボードゲームやダンスを楽しむほか、エクササイズを行って運動不足を解消するなどして過ごしている。

アメリカのカリフォルニアでは



 学区により多少の違いはあるが、公立小中学校の児童生徒は1人1台Chromebookを使用することになっており、基本的には全員が遠隔で学習できる環境がもともと整っていた。

 3月16日からの休校期間中、中学生は科目ごとにオンラインで課題が提示され、期限内にそれを仕上げている。教師が日課表に合わせてオンラインで質問を受け付ける時間を設けるほか、ミーティングを設定することもある。また、体育の授業に関しても、トレーニングやランニングの記録をシステムに登録している。

 通常時から宿題や出席状況、テストの点数や学期ごとの成績はオンラインで見られるようになっているなど、オンラインでのシステムが確立されていたため、休校対策への移行もスムーズだった。当初は5月初旬に学校再開の予定だったが、今学期いっぱい休校となり、そのまま夏休みに入る。勉強に関しては、生徒が家庭で自主的にできる環境が整っているので、保護者としてはそれほど心配がない状況だ。

 以上がドバイ、バンガロール(ベンガルール)、カリフォルニアでの休校対策となる。「GIGAスクール構想」実現に向けて動き出していた日本。コロナウイルス感染拡大防止のための休校措置により、その必要性が今強く感じられる。

《森井ゆか》

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