しかしながらネット上では、素晴らしい展示を自宅から楽しんでもらおうと、さまざまなサービスが公開されている。そんな、自宅で楽しめる「博物館」「美術館」のコンテンツを紹介する。家族や友だちとネットでつながり、体験を共有してみてはいかがだろうか。
あの恐竜に会える!「かはくVR」
まるで国立科学博物館の中にいるような 3Dビュー+VR映像で、「日本館」「地球館」それぞれのフロアを移動しながら楽しむことができる。
おうちで体験!かはくVR
国立科学博物館、非公開の貴重なコレクションをVRで公開
ハワイの実業家、故ワトソン T.ヨシモト氏が1992年に私費を投じて創立した「WILDLIFE MUSEUM」。そこで展示されていた標本はのちに国立科学博物館に寄贈され、現在のヨシモトコレクションとなった。幻となったヨシモト氏の博物館をVR空間上でリニューアル公開。
WILDLIFE MUSEUM ヨシモトコレクションVR
中止になった展覧会をネットで「ニコニコ美術館」
5月1日18時より、休館中のすみだ北斎美術館「大江戸歳事記」から生中継が行われる。大宮盆栽美術館、東洋文庫ミュージアム「大清帝国展」、京都国立近代美術館「チェコ・デザイン 100年の旅」など、過去に生中継を行った動画も閲覧することができる。
ニコニコ美術館
全国各地109のミュージアムが参加「おうちミュージアム」
北海道博物館、滋賀県立琵琶湖博物館、沖縄県立博物館・美術館など、全国各地109の博物館が参加している「おうちミュージアム」。北海道博物館では、これまでおこなったワークショップや展覧会のイベントのアーカイブをもとに、自宅にありそうなものを使ってできるアイデアを紹介している。
おうちミュージアム
気分はアーティスト、ポーラ美術館
名作をじっくり学べるギャラリートーク動画や、子どもも楽しめる塗り絵などを公開。マティスの名品「リュート」の塗り絵や、シュルレアリスムの画家たちの技法「フロッタージュ」を紹介する動画など、アートを親子で気軽に楽しめる。
#おうちでポーラ美術館
森美術館
開幕が延期になっている「MAMスクリーン013:ムニーラ・アル・ソルフ」から上映作品2作を一足先に公開。地域の方々と進めてきたコミュニティ・プログラム「まちと美術館のプログラム」、子どもたちがアーティストと過ごしたワークショップなどのアーカイブも見ることができる。また、森美術館休館により会期途中で終了となった「未来と芸術展」を3Dウォークスルーで楽しめるVRコンテンツも特別に公開している。
Stay Home, Stay Creative MAM @ HOME
森美術館「未来と芸術展」3Dウォークスルー
JAXA×ネスレ共同バーチャル科学館
「バーチャル科学館」では、人工衛星が捉えた宇宙からのデータをもとに、「猛暑」「台風の脅威」「異常気象」など、近年話題になることの多い環境変動の事象について、「宇宙兄弟」のキャラクターが解説。探究学舎の協力によるオンライン特別授業動画も公開されている。
#NescafeOurPlanetプロジェクト
「今度、実物を見に行こうね」と、ご家族で出かける日を楽しみにしながら、ゴールデンウィークのひと時を楽しんでみてはいかがだろうか。