数検「提携会場受験」5/23、千葉・札幌・福岡市など一部会場で中止

 日本数学検定協会は、2020年5月23日に予定していた実用数学技能検定(数学検定・算数検定)の「提携会場受検」の札幌市や千葉市の一部会場で中止することを公表した。また、電話による問い合わせの停止を5月29日まで延長することも決めている。

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 日本数学検定協会は、2020年5月23日に予定していた実用数学技能検定(数学検定・算数検定)の「提携会場受検」の札幌市や千葉市の一部会場で中止することを公表した。また、電話による問い合わせの停止を5月29日まで延長することも決めている。

 新型コロナウイルス感染症の感染拡大に収束の兆しがみられない状況にあるが、「数検」は将来の進路などで活用されており、また、この時期にしか受検できない人も大勢いることから、2020年5月以降の検定実施を予定していた。しかし、提携会場受検において、検定会場の諸般の事情により一部の会場での実施を中止することにした。

 すでに中止が決定していたのは、札幌市のECCベストワン南平岸駅前校、さいたま市の埼玉建産連研修センター、東京都江東区の読売自動車大学校、甲府市の山梨県立青少年センター、福岡市の福岡県教育会館。5月18日に追加されたのが、札幌市の北海道自治労会館、千葉市のイオンカルチャークラブ幕張新都心店、佐倉市のイオンカルチャークラブユーカリが丘店、大阪市のエル・おおさか(大阪府立労働センター)、広島市の広島県健康福祉センターの計10会場。

 9~11級の志願者は返金とし、準1~8級の志願者は、ほかの個人受検検定日に振替受検となる。すでに、対象会場の志願者には手続き方法について封書を送付している。振替受検の申請には、Webサイトの「振替受検申請フォーム」から申請する。振替受検の申請期限は6月3日午前10時まで。そのほかの提携会場については、予定どおり実施する。

 また、新型コロナウイルス感染症に関連した国の感染拡大防止策の要請や、「緊急事態宣言」発令に伴う勤務形態の臨時体制により、電話での問い合わせ停止を5月15日までにしていたが、5月29日まで延長することも決めている。ただし、5月18日~5月22日は、6月19・20日検定の団体受検申し込みの締切期間のため、団体受検の問い合わせのみ電話による受け付けをする。問い合わせ時間は、午前10時~午後4時。

《田中志実》

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